高橋正明先生講演「アルピジェラとチリの女性たち」'Arpilleras and Chilean Women'

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5人

五人の写真、誰かわかりますか?
ビオレータ・パラ、ネルーダ、アジェンデ、ピノチェト、シルバ・エンリケス枢機卿。

アルピジェラ

「人生よ ありがとう」を歌うビオレータ・パラ、独創的なアルピジェラを作った。
なぜ作ったの?とのインタビューに「平和を願って」

インタビュー

農民の反乱。農民が非常に貧しい生活を送っている。黙っていることは出来ないので作った。

ネルーダ邸
アルピジェラ

太平洋を望むイスラ・ネグラにあるネルーダの別荘。収集品を飾ってあるが、アルピジェラも飾ってある。ネルーダは女性グループが発表したアルピジェラについて文を書いている。

襲撃

ピノチェトが何をやったかは御存知の通り。9.11軍事クーデター、モネダ宮殿爆撃、弾圧、焚書、国立競技場へ強制収容、行方不明者の墓、多くの人が捕まってそのまま行方がわからない。

ビカリア

それに対して、シルバ・エンリケス枢機卿(カトリック教会のトップ)が中心となって人権保護団体・連帯ビカリアを作った。そこに駆け込んだのが行方不明者の家族の女性たち。苦しい思いを吐き出すセラピーとしてアルピジェラを始めた。

デモ
住宅

ポブラシオンとは、住宅団地。スラムと訳すのは間違い。
ポブラシオン「ロ・エルミーダ」の1970年と2012年の風景。
1990年、軍政末期に訪れた時はあまり進歩していなかった。民政になってからずっと綺麗になった。
この変化を生み出したものは何なのか? それは仕事。収入が入ってくることだ。

本

デヴィッド・ハーヴェイの「新自由主義」はおすすめの本。新自由主義を担った五人の顔写真、サッチャー、レーガン、小泉純一郎、中曽根康弘、そしてピノチェト。新自由主義は1980年代に成功し始める。今は新自由主義の時代。
ピノチェトが政権を取ってまず始めるのが新自由主義の政策だ。新自由主義国家を形成しようとする最初の実験が行われたのは、1973年の9.11にチリのピノチェトが起こしたクーデターの後のことである。

チリは世界で最も貧富の差が激しい国となった。

ポブラシオン

チリは女性の地位が低い。労働者の家庭では男は外へ出て働き、女は家を守る。ところが収入の中心になった男が失業したり捕まり、初めてポブラシオンの女が家の外に出て働いた。例えば共同で食事を作る=共同なべ、いろんな作業所での仕事、注文をとって洗濯して収入を得るなど、女性が家計の中心になっていった。
アルピジェラを作り、これを教会に売って収入を得るのが生活のパターンとなった。

ポブラシオン

ポブラシオン「エルミーダ」、ポブラシオン「オヒギンス」でもアルピジェラを作り始めるが、教会で作られたアルピジェラとはちょっと作風が違う。

ポブラシオンの作業所の様子をビデオで撮ってきたのでご覧になって下さい。

講演会
講演会
講演会
講演会
懇親

民主化後のチリでは女性たちの共同組織はなくなり、助け合いの精神も見られなくなった、と言う高橋先生。今は「福島原発行動隊」に参加し、放射能汚染のモニタリング等の活動をしているそうです。
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