チリ人民連帯ニュース「国際民婦連代表団調査報告について」

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 国際民婦連代表団調査報告について

                    婦団連国際部長 米原美智子

 ことし一月、クーデターの後のチリの状態を調査するためチリに国際婦人代表団を派遣した国際民主婦人連盟(WIDF)の報告によれば、すでに軍事評議会によって八万人が虐殺され、首都サンチャゴ市だけでも、一万五千人の男女、老人や子どもたちも殺されています。
 また約一万八千人がいまも牢獄や強制収容所につながれており、十五万の人びとが解雇されました。
 多数の高校教師や大学教授が教壇から追われ、数千の学生が高校や大学から追放されました。このことは二十五万をこえる家族が、無収入のまま何ヶ月も放っておかれることを意味し、これに平均十倍にのぼる物価騰貴が追いうちをかけています。
 連日つづけられているテロ刑の執行、拷問、人狩り、逮捕の恐怖に加えて、毎日のパンを手に入れることさえできないという不安が、ますますつよまっているのです。
 また、非常時態法が発令中で、装甲車と重装備の軍人がパトロールしており、代表団は滞在中、毎夜、銃声を耳にしました。投獄されている人びとの運命については、まったく不明です。
 軍事評議議会によって外界から完全に遮断され、裁判に訴える権利も、法廷で自己を弁護する権利も、面会を受ける権利も奪われています。
 同代表団は、人民連合政府を支持した婦人たちが、正式の調査も裁判もうけずに収容されているサンチャゴ収容所を訪問したいと要請しましたが、軍事評議議会によって拒否されました。
 代表団は、この報告のなかで、チリ軍事政稚によるこの憎むべき人権侵害は、国連をふくむ全世界の大衆、国際諸組織にもっとも強力な行動をおこすよう求めているとのべ、チリ軍事評議会にたいし、人権擁護の諸原則を守るよう、ただちに影響力を行使することを要請しています。

(『チリ人民連帯ニュース』創刊号 1974.3.25)
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