生を変へる

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 生を変へる

朝はきて君の額に星を置く
君は立ちあがり窓ひらく
生命を変へるといふ希望の上に
そして君の肉体は包まれる
黄金色の穂に鉾に

新しい大地に君は立つ
鋼の空気 裸の太陽

新しい酒が流される
ひびく蹄 火の喇叭
新しい祭りがひらかれる

街街の暗い不幸に歌つてゐた
君のひらめく歌声は
鉛の雨に洗はれる
地平線の鉄床 焔の風
君の斧はきたへられる

燃える深淵 鉄の壁
君の眼は豊穣に
抉りとり収穫する
そして君の髪の毛のなか
いつも小鳥は眼醒めてゐる

君の馬にはよき翼
君の鉾には稲妻を

<『現代詩人集』1940年>
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