遠近法

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 遠近法

草が揺れている朝
私は穴倉から這い出し
樹の葉の中の窓に立つ

遠く硝子のような空の下
氷山の中に道が見える

窓の下の空地の上
光線は立ち止り
冷たい時間を漂っている

皮膚が風に挨拶すると
風は樹の葉を連れて
石の廃墟へ出かけてゆく

地平線に私は見た
永遠の冷たい額を
私は窓を閉ぢる

<『蝋人形』1937年>
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