アラゴン「十月の歌」

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 十月の歌
            アラゴン

はてしない糸巻車のような歌
けっして終ることのない歌
十月の歌 五月の月よりも甘い
恋の歌
つねに消えてははじまる歌

おまえの眼は 地平を病んでいる
青空を青すぎると見る気ちがいには
空は牢獄でない
けたはずれに愛さねばならぬ
分別だけでは足りぬのだ

びろーどの手をした美しい秋
それはかって歌われた歌だ
われら二人の愛の歌
ローズ・テの歌だ
その心は陽の色をしている

十分に深いすすりなきがあろうか
肉体の砂漠をうたうに足る
水の中につくる
閉ざされた心の 長い欲望について
言葉対言葉に値するだろうか
ひとつの歌 エルザ
けっして終わりのない歌
十月の歌 愛の歌
五月の月よりも甘い

(ノート「エルザの眼」)
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