
以前見たナイジェリアの石油汚染を扱ったドキュメンタリーが「奪われた緑のデルタ〜ナイジェリア 少数民族の闘い〜」とわかり、その録画ビデオを見ることが出来ました。
映像を通して、ナイジェリアの軍事政権とシェル石油による住民抑圧と、これに対する住民の闘いがよくわかりました。
シェルの石油漏出事故により広い土地が無残に荒廃したままにされていた。解決を求める住民の運動は軍隊が出動して押さえつけられた。これに対してケン・サロ=ウィワが「オゴニ民族生存運動」を組織して、大衆的な運動をすすめた。1993年1月のオゴニ・デーを歌と踊りの空前の大デモンストレーションで成功させ、運動は大きく前進した。ところが軍事政権は何者か使って再三に渡りオゴニの村を焼き打ちにし、村民を虐殺させた。さらにオゴニの長老が殺される事件をでっち上げてケン・サロ=ウィワと8人の指導者を無実の罪で軍事裁判にかけた。1995.11月、国際的非難のなかで8人の活動家とともに彼を処刑してしまった。
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