ポティエ「連盟兵たちの記念碑」

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 「血の週間」の最後に、最も怖るべき虐殺のおこなわれた、ペール・ラシェーズ墓地の「連盟兵の壁」には多くの花束や花輪がささげられるが、詩人たちはその後、多くの詩をささげることになる。

 連盟兵たちの記念碑
                      ウジェーヌ・ポティエ

ここは屠殺場であり屍体置場であった 犠牲者たちは
この角(かど)の壁から 下の大きな墓穴へ転がり落ちた
屠殺者どもは 名も分らぬ死者たちを投げ込んだ
しかし 未来を葬りさることはできないのだ
見たまえ 十五年このかた 忠実な同志パリは
同志たちの虐殺された場所に 花輪を捧げてきた
 連盟兵たちの 記念碑のために
 バリケードを 築こう!

そうだ人びとよ 記念碑のため石の山を積もう
趣味のいい殺し屋どもは けばけばしく飾らせておこう
いまは木蔦のからむ 荒れたままの舗道のうえに
身なりも簡素に 死地に赴くドレクリューズは立つ
あたりには ふだん着のままの 女たちや子供たちの
機関砲をぶちこまれた 穴だらけの屍の山だ
 連盟兵たちの 記念碑よ         ・
 コミューンを よみがえらせよ

記念碑(モニュマン)よ ブルジョアどもの支配の証人となれ
やつらは 労働を掠めとり 貧乏をつくり出し
雇いいれたすべての息子たちをみな 堕落させ
人びとを皆殺しにして 窮地を切り抜けるのだ
おれたちの惨めさが やつらの勝利を弾劾し
肥えふとったブルジョアどもを追いつめるとき
 連盟兵たちの 記念砕よ
 やつらを断罪する論告となれ

人びとよ 石畳のひとつひとつに刻み込め
殺戮の行われた日付を 殉難者の名まえを
連盟兵の記念碑(モニュマン)よ ねがわくば歴史の重い一頁となり
圧制をあばきだし 圧制の打倒を叫びつづけよ                                                  
食うや食わずの人たち どん底のひとたちを
燃え立たせ 立ち上らせる警鐘となり
 復讐を 呼びかけよ
 連盟兵たちの 記念碑(モニュマン)よ

<新日本新書『パリ・コミューンの詩人たち』──血の週間>
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