ルイズ・ミシェル「赤いカーネーション」

ここでは、「ルイズ・ミシェル「赤いカーネーション」」 に関する記事を紹介しています。
 赤いカーネーション
     死刑の宣告を受けたフェレに
                    ルイズ・ミシェル

わたしが 暗い墓穴にはいったら
兄弟よ 妹の上に 投げておくれ
この世の最後の 希望のしるしに
赤く咲いた カーネーションの花を
  
「帝政」の最後の頃 人民(ひとびと)がみんな
眼を覚ました時 赤いカーネーションよ
おまえは微笑んで みんなに告げた
すべてのものは よみがえるのだと

暗くて もの悲しい 牢獄の
その闇のなかに きょうは 咲け
暗く沈んだ 囚人のそばに咲いて
告げよ われらは彼を愛していると

かれに告げよ 時の流れは早いので
すべてが決(き)まるのは 未来のことだ
敗北者よりも顔蒼ざめた勝利者が
先にほろびさるかも知れぬのだ と
            (一八七一年十一月 ヴェルサイユ牢獄にて)

<『パリ・コミューンの詩人たち』──パリの女たち>
関連記事
コメント
この記事へのコメント
コメントを投稿する
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可する
 
トラックバック
この記事のトラックバックURL
http://oshimahakkou.blog44.fc2.com/tb.php/1400-9a1994b7
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
この記事へのトラックバック