幸せにあふれたパリの庶民──ロベール・ドアノー写真展

ここでは、「幸せにあふれたパリの庶民──ロベール・ドアノー写真展」 に関する記事を紹介しています。
フランス大好き人間の尾池和子さんがフランスの写真家ドアノーの写真展の案内を送ってくれました。
<アラゴンとエルザのポートレートの他、占領下のレジスタンスの様子、ビラ配りや印刷などわかり面白いです。アラゴンやエリュアールの詩がこのように「手から手へ」渡されていったのか・・と想像されます。>

ドアノー展

広い会場に200点の作品がぎっしり。占領下のパリシリーズでは地下印刷やポスターはり、ビラ配りなど、どれも緊迫感に充ちています。
が、なんといっても戦後のパリの人々の日常を撮ったものが素晴らしい。子供たち、恋人たち、酒場で、街角で。一枚一枚、どれも登場人物が生き生きとしていながらユーモラス、それぞれに物語を思い浮かべたくなります。

ヨーロッパで数多く知り合った写真家の中でドアノーが好きだったというエッセイストのデュラン・れい子さん。「セ・ラ・ヴィ通信」という連載エッセイで書いていました。
・・・(写真集『グラン・バカンス』にふれて)1936年、レオン・ブルムの人民戦線内閣によって有給休暇という権利を手にしたフランス人たちが、法律で保障された「休む権利」をどう満喫していたか!その喜びが画面一面に現れている写真集でした。・・・ドアノーの写真は、どの決定的瞬間も幸せにあふれています。特にこの『グラン・バカンス』に登場する名もないフランス人たち。その表情の豊かさはプロのモデルでは絶対表現できないものです。・・・(「しんぶん赤旗」2011.11.9)

ドアノーは一時ファッション誌「ヴォーグ」の契約カメラマンとなったが、上流階級のモデルを撮る仕事がいやで3年で辞めた(辞めさせられた)といいます。

IMGP1008.jpg
山手線 恵比寿駅からすぐの東京都写真美術館

ドアノー展
ドアノー展
入り口の壁面を飾る巨大な写真もドアノーの有名な作品「パリ市庁舎前のキス」でした。

ドアノー展
ドアノー展
ドアノーは「イメージの釣り人」といわれたそうです──決定的瞬間がくるまでじっと待つ。
待っていると決定的瞬間が過ぎ去ってしまう凡人はなんというのでしょうか?

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