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博光/静江物語「結婚」

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結婚
 戦争末期の昭和20年5月に二人は松代で結婚した。静江の父静一は結婚に反対して参列せず、母だけが前橋から付き添ってきた。結婚は詩人としての展望が見えずに結核で療養生活を送っていた博光にとって、新しい人生への出発となった。静江にとっても結婚は古い束縛からの解放であり、”すべては自由で、すべては明るかった”。

松代で活動
 結婚しても博光は結核療養のため千曲川で鯉釣りをする毎日で、静江が畑仕事を手伝っていた。結婚して3ヶ月後に日本軍国主義は敗北し、民主主義的変革の時を迎えた。翌年2月、博光は日本共産党の演説会で演説を聞いて感動し、その場で入党、民主革命をめざす新しい詩運動を始めた。静江も書籍取次商をしながらオルガナイザーとして女性の組織化や労働争議の支援に乳児を背負って走りまわった。若くて活動的な静江の存在を励ましとして病弱の博光も衆議院選挙闘争に取り組み、『ランボオ詩集』(蒼樹社)刊行や詩誌「うたごえ」発行、アラゴン「フランスの起床ラッパ」の翻訳などに取り組んだ。
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