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「マチュ・ピチュの高み」 もくじ

ここでは、「「マチュ・ピチュの高み」 もくじ」 に関する記事を紹介しています。
マチュ・ピチュの高み もくじ

解 説 
第一の歌 大気から大気へと
第二の歌 たとえ花が花に
第三の歌 人間はとうもろこしのように
第四の歌 力強い死は
第五の歌 荘厳な死よ
第六の歌 そのときわたしは大地の梯子を
第七の歌 おんなじ一つ深淵の死者たち
第八の歌 わたしといっしょに登ろう
第九の歌 天の鷲
第十の歌 石の中の石よ
第十一の歌 このすばらしい混沌のなかに
第十二の歌 兄弟よ 登って来い


「マチュ・ピチュの頂き」(1945年)はネルーダの傑作のひとつといわれ、十二の詩から成り、「大いなる歌」に収められている。  ネルーダがここで目のまわるような隠喩の積み重ねと、高まる抒情とによって歌っているのは、アンデス山中の荒涼とした大遺跡の、その石の美やほろびさったインカ文明についてのロマンティックな夢想でもなければ、死や時間のきびしさや諦観についてのストイックな教えでもない。かれが歌い呼びかけているのは、そこでこき使われて死んだむかしの人たちである。農奴、煉瓦工、織工などの遠いむかしの呻き声や苦しみをききとり、それをうけつぎ、それをさらに現在と未来に投げかけているのである。新しいたたかいのために。(「ネルーダ最後の詩集」)


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