自然はこんなにも美しいきみを創った
フィ・カーン
自然はこんなにも美しいきみを創った
ある日 この世からきみを消しさるために
自然はわたしを こんなにも愛する男に
こんなにも苦しく恋する男に創った
ある日 わたしに何んにも見えなくなるために
どれほど抱いたことだろう 豊かなきみの美しい胸を
温かい樹液にみちた夏の果実のような
どれほど抱いたことだろう 透きとおるようなきみのバラ色の踵(かかと)を
夜明けの明けそめの光でバラ色に染った地平線にも似た
フィ・カーン
自然はこんなにも美しいきみを創った
ある日 この世からきみを消しさるために
自然はわたしを こんなにも愛する男に
こんなにも苦しく恋する男に創った
ある日 わたしに何んにも見えなくなるために
どれほど抱いたことだろう 豊かなきみの美しい胸を
温かい樹液にみちた夏の果実のような
どれほど抱いたことだろう 透きとおるようなきみのバラ色の踵(かかと)を
夜明けの明けそめの光でバラ色に染った地平線にも似た
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