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詩集『ひとを愛するものは』 もくじ

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ひとを愛するものは  もくじ



春がきたら
恋びとたちは
ひとを愛するものは
千曲川の歌
  ──子供の頃──
わたしのそねっと
 はたち/わたしはちいさな小屋に/わたしは想いえがいた/わたしは酒にひたっていた/きみたちもまた/まっ黒い遮光幕/しわがれ声で叫んだむかしのうた/麦笛のような/悪夢/わたしは愛をも/わたしはひとりの女にめぐり会った/春の朝こそすがすがしい/わたしの三つのつぼみたち/わたしはさがしもとめた/そこひの眼をひらいて見れは/わたしは見た/ひかりは射していた/もしもわたしが詩人なら
香りもない花束
  ──わが師西條八十の思い出に──





草むらのなかで
富士のうた
硫黄島
もはや 杞憂ではない
子どもたちと灰と
かれはぼろのなかで
  ──わたしの愛する詩人たち絵描きたち──
ひろしまのおとめたちの歌
われわれはピノチェトを歓迎しない
屍体置場
鳩の歌



党の詩人 福田律郎
壷井繁治への挽歌
ネルーダヘの悲歌
アラゴンヘの挽歌
アランブラに月が出た
アントニオ・マチャードの墓
雪の下に
  ──わが父の墓に──



春としあわせについて
 わたしはまだ/みなみ風が/うばいとられた/いくどでもわたしは・・・/たとえ石のように・・・/なぜならそこには・・・/ただひとりでなくなるために
わたしのうちにもそとがわにも
千曲川べりの村で
絵はがき
新しい同志を迎えて
  ──M同志に──
わたしの党に
さわやかな 新しい風を

 著者略年譜
 初出一覧
 あとがき

      カバー装画 中谷泰


新日本出版社 1984年初版

ひとを愛するものは

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