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生きていたので万才!─パリ日記1980(6)

ここでは、「生きていたので万才!─パリ日記1980(6)」 に関する記事を紹介しています。
八月二十日(水)
宿で一日休養

八月二十一日(木)
頭痛で一日休養。
ひる頃より空が曇ってくる。
是政の釣り場が恋しい。
夕刻より大悪寒。アスピリン二錠のむ。
二時頃まで発汗おびただしく、七,八枚の下着を変える。
熱のあつさで、もう死ぬかと思った。

八月二十二日(金)
朝、生きていたので万才!をする。
発汗のせいか、頭痛は半減したが、まだ具合悪い。──とにかく生きて帰れそうな自信がわいてきた。
午後、フランスの若い医者のところへゆく。たいへん親切だった。
アスピリンをのんで一日静養。
とにかく帰えりさえすればいいのだ。

八月二十三日(土)
(最後のページ=ボールペンの素描のみ)
日記

*「パリの雨」でこの時の心象を書いています。単なるホームシックで帰国したのかと思っていましたが、実際に高熱が出て具合が悪く、帰国しないとどうしようもない状態だったことがわかりました。

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