西條八十と「巴里の屋根の下」のヒミツ

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♪鐘は鳴る 鐘は鳴る マロニエの並木道♪

 懐かしい調べを口ずさむだけで、行ったこともないのにパリの風情が思い浮かんでしまう「巴里の屋根の下」、フランス好きにはたまらない名曲ではないでしょうか。もともとはフランス映画の主題歌で、歌詞は西條八十が書きました。
 何がヒミツかというと、この歌詞は西條八十ただ一度の本当の恋愛、パリで若い画家山岸元子と過ごした思い出を歌ったもので、元のフランス語の歌詞とは別物だということです。今度出版された「父・西條八十の横顔」(西條八束著・西條八峯編、風媒社)で、故西條八束氏が明かしています。
 この歌詞はフランスのオリジナルの歌詞が届かないうちに曲だけ聞いて作ったが、八束氏が1964年に初めてパリを訪れて八十が過ごした若き日をしのんだとき、この歌詞が山岸元子との有名なロマンスの回想そのものであることに気づいたということです。
 八十が生涯で一番楽しかったというパリ留学、そこでのただ一度の本当の恋愛、その思い出が込められている「巴里の屋根の下」、いつかパリのマロニエの並木道をそぞろ歩きながらこの歌を口ずさんでみたいものです。

 なつかしの想ひ出に さしぐむ涙
 なつかしの想ひ出に ながるる涙
 マロニエ花は咲けど 恋しの君いづこ

 巴里の屋根の下に住みて 楽しかりし昔
 燃ゆる瞳 愛の言葉 やさしかりし君よ
 鐘は鳴る 鐘は鳴る マロニエの並木みち
 巴里の空は青く晴れて 遠き夢を揺する

西條八十
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