蝋人形

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千曲川

大島博光記念館へようこそ。
長野詩人会議が中心となって建設運動をすすめ、2008年7月にオープンしました。
愛と抵抗を歌った博光の詩の世界にふれていただけます。


『蝋人形』目次一覧

第1巻 1930 (昭和5年)
第2巻 1931(昭和6年) 
第3巻 1932(昭和7年) 
第4巻 1933(昭和8年) 
第5巻 1934(昭和9年) 
第6巻 1935(昭和10年)
第7巻 1936(昭和11年)
第8巻 1937(昭和12年)
第9巻 1938(昭和13年)
第10巻 1939(昭和14年)
第11巻 1940(昭和15年) 5月号から大島博光が編集 
第12巻 1941(昭和16年) 
第13巻 1942(昭和17年) 
第14巻 1943(昭和18年)
第15巻 1944(昭和19年) 2・3月合併号で休刊

『蝋人形』と大島博光(生誕100年記念展「西條八十と大島博光」より)

 西條八十の創刊し主宰した詩誌『蝋人形』は昭和5年から19年にかけて月刊で163号まで刊行された。戦前の昭和では14年余も月刊で続いた詩の雑誌は他にない。部数の上でも内容の上でも最大の規模を誇り、詩を中心とした文芸総合誌として大きな意味をもつ。グラビア頁をもち百頁を越すような詩誌によって「詩」そのものの社会的価値を高めようという西條八十の意図もあった。
 室生犀星、堀口大学、三木露風、千家元麿ら著名な詩人の執筆と、竹久夢二、河野鷹思、三岸節子たちが表紙を描いているのも魅力で、多いときは三~四〇〇〇部発行していた。多くの詩人の育成輩出に寄与した。この同人詩誌の創刊号(一九三〇年五月)一六〇〇部が、たちまち売りきれてしまったことや、その後も売れて、詩ばかりか歌、句、小説、評論もある、いわば綜合雑誌的な長命と影響力と、人気も併せもった。
 卒論「アルチュール・ランボオ論」で西條八十に認められた大島博光は早稲田大学卒業後、昭和10年から8年余りにわたってその編集者を務め、フランス詩の研究・紹介、多くの詩人との交流などの経験を積んだ。

(大島博光) 私は昭和十一年ごろから編集に携わるようになったのですが、先生は寛大というか、ほとんど私に任せっきりで、私が自分の好きなようにしても、つまり当時私もシュールレアリスムの紹介などもしたり、そういう原稿を依頼したり、作ったりしておりましたが、先生は何にもおっしゃらずに任せて下さいました。そういう中で逆に先生は新しいものに共感を持って、積極的な、進取的な態度をいつも持っていたという風に思われます。(座談会「西條八十の詩業と人間」──「無限」44号 特集 西條八十 昭和56年6月発行)

 わたしは自分の好きなように、エリュアールの訳詩をのせたり、ロートレアモンの「マルドロールの歌」を訳して連載したり、シュルレアリスムの紹介などをした。シュルレアリスムの紹介についていえば、先生はそれを奨励するという風であった。いまにして思えば、そこに西條八十の寛大さ、包容力の大きさを見いだすこともできよう。
(「先生とわたし」─西條八十詩集「石卵」所収)

蝋人形
『蠟人形』目次 第11巻 1940年(昭和15年)

●第十一卷第一号(新年号)一九四〇(昭和十五)年一月一日発行
表紙 三岸節子
扉・目次・カット 古家新
カット 滝口綾子

自然美・絵画 野口米次郎
いのり 茅野雅子
芸術を讃へて 千家元麿
対談 ポオル・ヴアレリイ 刈部雁雄訳
新年の唱三篇 前田鉄之助
 初日影
 新年
 二千六百年
睡眠の詩二篇 掘口大學訳
 眠る人々 イヴァン・ゴル
 眠る女 R・M・リルケ
詩の現状とその方向について
 今日の詩の生き方 阪本越郎
 現代詩の位置 原一郎
 年少の友に与へて詩壇をいふ 菊岡久利
東亜の血 正富汪洋
詩人兵士へおくる詩 大島博光
U夫人に 繁野純
病床譜/あるひとに 波々伯部武
鑑賞評釈 わが愛吟詩(44) 西條八十
 誰が知つてる 福士幸次郎
 嵐 富田碎花
蛙──古池や蛙とびこむ水の音──/堰堤 青木谷彦
再合/秘唱/秋雲 八條冷子
質問
(1)詩の協同制作論についての貴下の御所感?
(2)詩の短歌、俳句への解消(又は復帰)論に対する貴下の賛否、及びその理由について?
 栽原朔太郎 恩地孝四郎 小野十三郎 岩本修造 川路柳虹 高橋新吉 近藤東
 岩佐東一郎 福田正夫 北園克衛 佐藤惣之助 岡本潤 加藤介春 安藤一郎
 原一郎 佐伯郁郎 江口集人 野口米次郎 城左門 生田花世 山宮允 阪本越郎
 外山卯三郎 伊良子清白 喜志邦三 神原泰 上田静栄 春山行夫 逸名氏 北川冬彦
 滝下繁雄 丹野正 倉橋彌一 山崎智門 村野四郎 久保八十男 田中令三 永田助太郎
 大島博光 梶浦正之 小林英俊 佐藤義美
名古屋支部十月例会レポ
十二月神戸詩話会レポ
旅舎を求む 伊藤重徳
ゆづる/初秋の情 晶玲子 
揺曳 村田和歌子
幽鬼の如く 末竹余四春
群舞の中の孤踊 岩本碧雨 
深夜の唄──脊椎カリエスを病む── 岡登志夫
新年推薦十五人集
 山の幸・海の幸(詩) 川上高
 秋といふ季節(詩) 渡辺澄雄
 無題──冬のある日に──(詩) 三木滋
 秋の序章/秋のノオト(詩) 小嶋直記
 空白な思想(詩) 岬洋一郎
 空襲警報(小曲) 水木端芽子
 林擒──村田和歌子君に──(小曲) 阿部圭一郎
 君が名(小曲) 草丘愁
 かたばみの実(小曲) 中野路えいこ
 秋・ふるさと(童謡) 深町敏雄
 風邪ひきお月さん(童謡) 川俣栄一
 支那の飴売り(童謡) 大川三郎
 おちくり(童謡) 中村朔二
 新宿BLUES(小唄) 上代不二
 アリラン乙女(小唄) 新木純
 幌馬車ぐらし(小唄) 深町敏雄
支部ニユース
新年特選歌集 沢田光荏 福本潔 逸名氏 湯月与志美 中西筏舟 紗舵鐘潔
 片岡弥惠子 斎藤忠三 松浦紅火 野口勝美
 選後の記 茅野雅子
全国詩人録 1940版
〈読者文芸欄〉
 詩 西條八十選
 小曲 西條八十選
 短歌 茅野雅子選
 童謡 西條八十選
 小品 加藤憲治選
蝋人形の家
編輯後記

●第十一卷第二号(三月号)一九四O年三月一日発行
表紙 三岸節子
扉・目次・カット 古家新
カット 滝口綾子

詩集を読む 川路柳虹 
うぐひす 安成二郎
恋他一篇(恋/偽善のやから) エスター・マスイウズ 山宮允訳
鮭 福田正夫
詩人について 滝口修造
協同製作の論拠について──ある友に── 佐藤一英
詩壇時評 詩の意味に関連して 永田助太郎
掌篇四人集
 その朝 島俊夫
 帰還兵 清水由紀夫
 義郎 姫多武良
 自転車 伊藤聖子
漢口の街──野戦日記──中村朔二
十二月大阪詩話会レポ
三月号推薦十九人集
 雪に濡れてゐる亜寒帯植物(詩) 水島秋夫
 メロンの蔭に──あゝ、女児は成長する──(詩) 滝原徳治
 晩秋の戦地にて(詩) 大川三郎
 青春の日記帳に(詩) 褪極彩美智正 
 朝の頃ほひ(詩) 西田春作
 果肉の座といのちの座(詩) 水木瑞葉子
 きりのこみち(小曲) 富沢義治
 わが身(小曲) 根本たづ子
 きしやのまどから(小曲) 大川三郎
 海浜余情/愁ひやいとゞ(小曲) 無名氏  
 髭をまさぐる(小曲) 佐藤播津雄
 雨(小曲) 碧ナナ
 ピラミッド(童謡) 川俣栄一
 ひるの海(童謡) 白海嶺美
 ろう人形の夢(童謡) 深町敏雄
 山(童譜) 藤原鷗風
 蒼い城幻想譜──歴史は夜作られる(小唄) 川俣栄一 
 あ、戦友(小唄) 瀬川百合子
 戦場の子守唄(小唄) 中井としを
前号詩欄評 小林英俊
三月特選歌集
 長峰寺隆 速水千絵 山本純 伊藤豊秋 竹內茂 同人 三木矩子 大川三郎
 褪彩美智正 光川ゆき緒 篠崎栄一 囃子藤夫 川田作治 丸山しげる
 選後に 茅野雅子
少年悲歌 未竹余四春
美しい蝶 八篠冷子
思慕 村田和歌子
病人 岩橋脩
叛逆 三谷木の実
病むものは(入選) 三好順子
契機(入選) 島俊夫
〈請者文芸欄〉
 詩 西條八十選
 小曲 西條八十選
 短歌
 童謡 西條八十選
 小唄 西條八十選
 小品 加藤憲治選
蝋人形の家
編輯後記

●第十一卷 第三号(四月号) 一九四O年四月1日発行
表紙 三岸節子
扉・目次・カット 古家新
カット 滝口綾子

青き花など 西條八十
西條八十君の詩 三木露風
職業に就くをとめを詠ふ 杉浦翠子
蝙蝠 D・H・ロレンス 上田保訳
頸飾/室石 安藤一郎
富士 丹野正
詩・今日の問題
 詩の技術発達史への関心の必要とその文化的価値 北園克衛
 詩人の耳 小野十三郎
 詩と同時代性 永田助太郎
 整理時代 橫山青峨
夢の書物 大島博光
青い手記(精神と魂のために) 村田和歌子
燈火の群れ 大砂辰一
冬 岩橋脩
灯 西村由美子
地球──まき起らうとする世界戦争── 八篠冷子ビルデイング街 伊藤寛之
警防団歌(歌謡) 瀕川忠司
一人の女性/悔恨 波々伯部武
詩壇時評──平和なる詩壇──暗誦可能の詩──詩人と古典文学── 喜志邦三
三人集
 時雨にぬれて森田千恵
 さようなら 杉原智沙
 白萩 加藤伊那
なぜか楽しい夕ぐれだ/旅の頁 伊藤重徳
四月号推薦十五人集
 星夜(詩) 滝原德治
 都会の第一楽章/神話の誕生(詩) 丸山姚
 風立ちぬ(詩) 比樫行一
 人形(詩) 斎藤忠三
 春雷(詩) 西田春作
 姫鏡(小曲) 麻美はるを
 春雨(小曲) 水無月京弥
 麦踏(小曲) 川田作治
 青いろ哀歌(小曲) 富沢義治
 ボーツと汽笛が(童謡) 滝原徳治 
 みそつちよ(童謡) 加藤明徳
 ハナデマリ(童謡) 褪彩美智正
 鈴(童謡) ゆがわべに
 雪夜の橇唱(小曲) 谷玲之介
 交代兵の歌へる(小唄) 長谷永春
四月特選歌集 
 斧鬼景 三ヶ島慧 真木京平 今村浮草 吉富英夫 山本純 
 伊藤豊秋 東條龍一
 選後に 茅野雅子 
鈴虫(入選) 小野沢寬
環境(入選) 佐藤六郎 
支部ニユース
〈読者文芸欄〉 
 詩 西條八十選
 小曲 西條八十選
 短歌 茅野雅子選
 童語 西條八十選 
 小唄 西條八十選
 小品 加藤憲治選 
蝋人形の家
編輯後記

●第十一卷第四号(五月号)一九四〇年五月一日発行 
表紙 三岸節子 
カット 古家新・滝口綾子・荒木剛

坐る人間の詩 野口米次郎
詩と詩人に就いて 萩原朔太郎
阿片を喫んだ話 西條八十
正しき境域 ポオル・エリュアル 大島博光訳

 梅酒 高村光太郎
 春風 深尾須磨子
 伴ふもの 佐藤一英
今日の詩の問題
 月評を求む 草野心平
 言葉 田中令三
 高度の悟性 山本和夫
詩人の日記 菱山修三
風俗と風儀 安西冬衛
生命ある種子──故吉江喬松先生の御霊前に捧ぐ── 奈切哲夫
ある朝の出来事 波々伯部武
無題──故高井キクに 山崎智門
幸福の思想 大島博光
詩歌に於ける言語の特殊性(1) 横山青峨
詩壇時評──最近の詩集── 安藤一郎
南風 青木谷彦
白い指 末竹余四春 
哀恋 村田和歌子
墓地三章──墓地は悠久の曲に装填されて、墓は悲しみの碑であるか──伊藤寛之
灯  三谷木の実
五月推薦十人集
 たそがれ抄(詩) 河合幸男
 私はもはや歌はない(詩) 今野清二 
 青き梢 月笛鈴慕
 砂金採り/壺(小曲) 川俣栄一
 まめまき(小曲) 草丘愁
 山楂子(童謡) 大葉嗣夫
 焚火(童謡) ごろう・ほり
 たわみつこ(童謡) 里見蹊子 
 元町ブルース(小唄) 内田皓夫
 霧の夜の挿話(小唄) 古川俊
五月特選歌集
 はやし・まさを 草丘愁 川田作治 松島翠 福本喜代志 褪彩美智正 花田勳 
 選後に 茅野雅子
〈誌者文芸欄〉
 詩 西條八十選
 小曲 西條八十選
 短歌 茅野雅子選
 支部ニュース
 童謡 西條八十選 
 小唄 西條八十選
編輯後記

●第十一卷第五号(六月号) 一九四○年六月一日発行
表紙 三岸節子
カット 古家新・滝口綾子


 けむり ステファヌ・マラルメ 西條八十訳
 春の雨の日の哀歌 前田鉄之助
 ほこりかの舞姫 ポオル・ヴアレリイ 刈部雁雄訳
海潮音解題 日夏耿之介
詩的体系について 高橋玄一郎
Inventionの考察 春山行夫
詩人の本質──W・B・イエーツに関連して──W・H・オーデン 上田保訳
海 壺井繁治
色蒼褪めてゆきました 滝下繁雄
プラネタリューム 村上菊一郎
リルケとヴアリイ 笹沢美明
湖 山田岩三郎
彷徨 松本隆晴
羽根 野田真吉
家もなく 大島博光
詩壇時評 岡本潤
詩人の日記 西川満
郊外日誌 村野三郎
晚春日記 北園克衛
影を忘れた日から 岩橋脩
白鳥 八篠冷子
春のおとづれ 滝川厳
霧 晶玲子
九州詩壇の現状 野田宇太郎
六月号推薦十人集
 海酸  西田春作 
 時の葬式(詩) 川上高
 天の姫(詩) えいき・みやべ
 雨の日(詩) 菅野三郎
 「時」の人(小曲) 中山美津枝
 雲雀(小曲) 葉子
 裸婦(小曲) 一條武詩
 やまびこ(童謡) 菊池禎三
 じやがたら船(童謡) 川俣栄一
 花びら哀歌(小唄) 一條武詩
〈誌者文芸欄〉
 詩 西條八十選
 小曲 西條八十選
 短歌 茅野雅子選
 童謡 西條八十選
蝋人形の家
支部ニユース
編輯後記

●第十一卷第六号(七月号) 一九四〇年七月一日発行
表紙·題字 福沢一郎
扉・目次・カット 大塚耕二
カット 古家新・滝口綾子

一握の玻璃 西條八十
山鱒 佐藤惣之助
よく見る夢 ヴェルレエヌ 堀口大學訳
エミイル・ヴェルアランに就いての講演 ポオル・ヴァレリイ 根津憲三訳
リルケの詩について 大山定一
詩歌に於ける言語の特殊性(2) 横山青峨
詩は無用である 大島博光
心の歳月抄 シュテファン・ゲオルゲ 阪本越郎訳
流涙の首 中野秀人
途上 菱山修三
男性/鈴蘭 上田静栄
襤褸は寝てゐる 山之口獏
立原道造論──覚書として 古賀剛
角の揺り椅子 小山田輝彦
素描(デッサン) 酒井正
日向葵 田中敏子
ウイン/天文学者 久保八十男
危篤 山崎智門
胸の痛みに 石井健次郎
憂愁 岩橋脩
摂理 伊藤寬之
花々咲ける日に 末竹余四春
ある日のうた 伊藤重徳
青イリボン 近藤東
詩壇時評 村野四郎
ゐなかうた──愛するもののための日記── 龍野咲人
詩人の日記 永田助太郎
支部ニュウス
北海道詩壇の現状 東郷克郎
五月(推薦) 小島直記
花さくみち(推薦) 川上高
最近の詩集二つ 梅坂健一
四・五・六月推薦時評 小林英俊
七月特選歌集
 千曲速夫 滝登志夫 山田紫 さい・みさき 九品与志夫 五十嵐雄
 温井章 若葉きよ子 小里江一
 選後に 茅野雅子
〈誌者文芸欄〉
 詩 西條八十選
 短歌 茅野雅子選
 小唄 西條八十選
批評
編輯後記

●第十一卷第七号(八月号) 一九四〇年八月一日発行
表紙・題字 福沢一郎
目次・扉カット 今井滋・藤井令太郎
カット 古家新・滝口綾子・今井滋

陽色 三木露風
煩悶 ヴェルレエヌ 堀口大學訳
火の鳥 西條八十
詩の絶壁 大江満雄
カロッサについて 石中象治
水辺悲歌 吉田一穗
テラスの上には/タぐれは私の本 ライネル・マリア・リルケ 笹沢美明訳
生業 殿岡辰雄
橋上 岡本潤
ウィリアム・ブレイク T・S・エリオット 上田保訳
マラルメとラムボオ アルベェル・ティボオデ 大島博光訳
鳥 繁野純
詩とペン 滝口修造
大天后宮の歌 西川満
ミノトオル(デッサン) 藤井令太郎 
絕頂 鮎沢露子 大島博光訳
首都死守 高橋玄一郎
智慧と芸術 奈切哲夫
ペンテコステ前六日の日記 平野威馬雄
式根島紀行 五十嵐二郎
野尻湖の書 泉潤三
有用なる人間/脚 ポオル・エリュアル 大島博光訳
化粧をした口碑 西山克太郎
夢幻の走法 菊島常二
戎克 北原政吉
花 邱炳南
茨哀唱 波々伯部武 
わが棘の高みに 大島博光
告白/穹 三谷木の実
夏の音楽──夏、山、海、水、花火に関連して── 掛下慶吉
台湾詩壇の現状 池田敏雄
抗議への抗議 鮎川信夫
花火 八條冷子
八月推薦六人集
 追境 川上高
 蜜柑 河合幸男
 詩魂 川上潤
 山頂 富永瀞
 菱の果実 新井淡水
 南風の歌へる 西田春作
八月特選歌集
 九品晃 岡村瑞夫 片岡弥惠子 高野力 四宮美紀 時雨小道
 武山俊光 若葉きよ子 鈴木達子 草丘愁
 選後に 茅野雅子
〈請者文芸欄〉
 詩 西條八十選
 支部ニユース
 短歌 茅野雅子選
 小曲 西條八十選 
 童謠 西條八十選
蝋人形の家
編輯後記

●第十一卷第八号(九月号) 一九四〇年九月一日発行
表紙・題字 福沢一郎
扉・目次カット 藤井令太郎・大塚耕二
カット 古家新・滝口綾子・今井滋

秘めたる詩 ポオル・ヴァレリイ 刈部雁雄訳 
眩耀郷 前田鉄之助
日光通信(1) 西條八十
無題 ハンス・カロツサ 高橋義孝訳 
水魚 平田内藏吉
夏日誦 永瀬清子
雨 佐伯郁郎
対話──韻律について── 佐藤一英
詩を考へる 松田解子
ボードレールの光輝 ギラン・ド・ベヌーヴイール 花村清訳
ボオドレエルの鏡 ポオル・エリユアル 大島博光
美しい人 山中散生
胸の中の神話 西原茂
再起 川口魚彦
海辺抄 木川新太郎
詩壇時評 菊岡久利
満洲詩壇の現状 八木橋雄次郎
支部ニユース
東京 丹野正
求法者 村上成実 
夜に寄する歌 滝沢寛 
山嶺 淺井俊吉
猫の歌へる 松畑優人
哀恋 西村由美子
わが旅は終りを告げぬ 瀬川忠司  
炎の詩 伊藤寛之
海 村田和歌子
幻夢の考証 伊藤重徳
彷徨 松本隆晴
五十嵐二郎追悼 
 多くの友人と共に君の死を悲みて 滝下繁雄
 哀しい幻花 小林英俊  
 五十嵐君の死とその前後 門田ゆたか
 遅過ぎる手紙 木村康彦
 不思議の床 大島博光
詩集『海へ投げた花』への挨拶 北園克衛
支部ニユース
蠟人形八月号詩評 石川武司
「柵を越えろ」といふから 岩橋修
九月号推薦九人集 
 夏夜の讃 囃子藤夫 
 墓碑銘 えいき・みやべ
 影像 みず・あき
 歩みつつ 佐藤正三郎
 顔 田川葉子
 転回 鈴木亮逸
 ふぢだなのした 川上潤
 おとづれ 早川鞆夫
 耳病む日 川俣栄一
〈誌者文芸欄〉 
 詩 西條八十選
 小曲 西條八十選
 短歌 茅野雅子選
 童謡 西條八十選
 戦時歌謠 西條八十選
編輯後記

●第十一卷第九号(十月号) 一九四〇年十月一日発行
表紙・題字 福沢一郎
扉・目次カット 今井滋
カット 古家新・滝口綾子

日本詩形の発達 三木露風 
軽井沢から 柳澤健
日光通信(2) 西條八十
老酋長夫妻 中西悟堂 
閑吟抄 小林英俊
忍耐──或る夏の アルチウル・ラムボオ 大島博光訳
鰐魚/接吻 トマス・ベトウズ 上田保訳 
月光抄 阪本越郎
万葉植物園にて 小野十三郎
覚書(現代に就て) 伊藤信吉
詩と詩人について──ジイドの日記より── 新庄嘉章訳 
リルケとカロッサの出会 石中象治
支部ニユース
夏の日 滝口修造
詩の創造性に連関して(詩壇時評)  永田助太郎
支部ニユース
鉄の額 宮崎孝政
光ある中を… 西山克太郎
田園/潮風 久保八十男
波騒ぐ海辺にて 東郷克郎
風の椴松 山崎智門
少年期 曽根崎保太郎 
眼/死 波々伯部武
わが刀の歌 伊藤寛之
微風 八條冷子
性 村山太一
死と魚族 村田和歌子
名まへなきものへ 大島博光  
京都詩壇の現状 臼井喜之介 
茶煙亭手記 岩佐東一郎
鹿鳴館の壁紙 村上菊一郎
支部ニユース
花信風(1) 龍野咲人
十月推薦九人集 
 夜のうた 今野清二
 青磁の壺 志垣トヨカ
 かぎろひの河 川上高
 はな 市原政美
 望鄉 稲葉秀栄
 龍胆 伊奈文喜
 南京煙火 川俣栄一
 北満拓士便り 佐野葉累児
 戦線夜曲 田村淳一郎
十月特選歌集
 作田啟一 原迦代 稲葉秀栄 藤原青児 清水の庵 佐野葉累児 宮正児 金田佗藻津
 朝井美智正
 選後に 茅野雅子
〈誌者文芸欄〉
 詩 西條八十選
 小曲 西條八十選
 戦時歌謠 西條八十選
 童謠 西條八十選
蝋人形の家
編輯後記

●第十一卷第十号(十一月号) 一九四〇年十一月一日発行 
表紙・題字 福沢一郎 
扉・目次カット 浜田浜雄
カット 古家新・滝口綾子・今井滋

詩人の出陣 高橋玄一郎 
リアリティのランプ 上田敏雄
ロオトレアモンのけものたち ガストン・バッシュラアル 大島博光訳
詩人の義務について 古賀剛 
訣別/生命の歳月 へルダーリン
白鷲 木川新太郎
武装して 上田静栄
秋の抒情歌 鈴木政輝
傾く夜の中で 村野四郎
新体制と詩人 長田恒雄
花信風(2) 龍野咲人
象徵主義論 エドマンド・ウィルスン 上田保訳天ぶら詩人 滝下繁雄
生ける日々 奈切哲夫 
初秋幻想 西倉保太郎 
崩壞 山崎智門
哀しき愛 村田和歌子
哀しき瞳 石井健次郎
秋風のうた 滝川厳
焔の夜 滝沢寛
旅人 瀬川忠司
午後 岡田芳彦
征旅の人 晶玲子
不具者 岩橋修
母 長門鳴海 
幼画 岡登志夫
園の嘆き 伊藤重徳
よき民族のために 大島博光
横浜詩壇の現状 笹沢美明
蝋人形十月号詩鑑賞と批評 石川武司 
支部ニユース 
「蒼める雪」に寄せて 平野威馬雄
木下夕爾「生れた家」について 西尾洋 
支部ニユース 
十一月号推薦七人集
 暮れゆく草原 川上高
 夕暮抄 林光太郎
 旅の日 酒井一実
 たつたひとこと 上羽君子
 わが鉄兜 五十嵐雄
 空爆行前夜の歌 川俣栄一
 亞細亞建設譜 寒川猫介
〈読者文芸欄〉 
 詩 西條八十選
 小曲 西條八十選
 短歌 茅野雅子選
 支部ニュース
 童謡 西條八十選
 戦時歌謡 西條八十選
編輯後記

●第十一卷第十一号(十二月号)一九四〇年十二月一日発行
題字・表紙 福沢一郎
扉・目次カット 宮城輝夫 
カット 滝口綾子・今井滋

存在 ポオル・エリュアル 大島博光訳
分水嶺 中野秀人
海のうた  R・M・リルケ 大山定一訳
或人に 滝口武士
現代ドイツの詩人について 高橋義孝
詩学随想 平田内蔵吉
帰還詩人の言葉 吉田曉一郎
灰燼鈔 岡崎清一郎
秋の夜の 木下タ爾 
あいつはまだゐる 浅井十三郎 
石の窓より 大島博光
太陽と共に──「リアリティのランプ」の後に── 上田敏雄
歴史の苛酷性と詩人の位置 山田岩三郎
魂祭 島崎蓊助
秋の日記帖より 上田静栄
コンクリートの街 小林善雄
私は思はずにはゐられない 田村昌由
彷徨 松本隆晴
塚の人 伊藤重徳 
月光 未竹余四春
橋のない風景 山田芳夫 
死とともに 伊藤寛之
昭和十五年度詩壇の回顧 近藤東
支部ニュース
本年度の本誌投稿作品の回顧 大島博光
詩壇時評 奈切哲夫
回想の中から 川島達次郎
在満詩人として 川島豊敏
阪神詩壇の現状 福島公肇
支部ニユース 
新刊詩集評 
 綠川昇「稗子抄」小感 伊藤信吉
 横山青峨著「海南風」に就て 西尾洋 
 「戦場通信」を読む 永田助太郎
 詩集「山脈」の望見 安藤一郎 
十二月推薦十一人集
 天の階段 遠藤正英
 姿なきひと 佐藤初夫 
 南支那海にて えいき・みやべ 
 暁の歌 三好順子
 秋の昼 西田春作
 窓 今野清二
 輪廻 川俣栄一
 母を憶ふ 金田佗藻津  
 ゆすろゆすろ 一條武詩
 戦ひやんで 種田季介 
 大陸の夜 竹内幸吉 
〈誌者文芸欄〉
 詩 西條八十選
 小曲 西條八十選
 短歌 茅野雅子選
 童謡 西條八十選
 戰時歌謡 西條八十選 
支部ニユース
蝋人形の家

<国書刊行会『西條八十全集・別巻』による>

*昭和15年5月号で編集者が加藤憲二から大島博光に交代しています。
この経緯について猪熊雄治氏(昭和女子大学)が論考「『蠟人形』の検討 V」で紹介しています。また、以後『蠟人形』に新しい執筆者を採用するなどして専門的な詩誌としての性格が強まったと指摘しています。

蝋人形

 20-Seiki
                   Louis Aragon
                   Osima-Hakko-yaku

Nohara to Sora no turanaru tokoro
Kaze to Daiti wa musubi-atte iru
Utagoe to Sakebi no sizumaru tokoro
Kaze to Daiti wa tatakatte iru

Koko ni yaseta Hirogari ga aru
Kagiri naku Mi mo nai Hadakana-mono ga aru

Koko ni kôdai na Igai ga aru
Soko ni Sisha no Omoide wa nemutte iru

Arasi wa Daiti ni kudari
Nagare to Kusa ni tawamure
Tunzaku Sakebi ni Koya ga kuzureru toki
Arasi wa Te wo uti-narasu

Ononoku Ongaku ga
Jôki no yôni Sora e tati-noboru
Ononoku Koe no kikoeru tokoro
Kage to kyohu ni tukareta Hito ga iru

(『蝋人形』1937年6月号)

蝋人形表紙

博光の親しい友人だった小泉正雄が博光に宛てたはがきがフランス原書「Littérature française」(1929年)のしおりとして挟まっていました。

小泉正雄宛名

 東京市淀橋区柏木三の三一九 山本様方
 大島博光様
 奈良市北京極町
 小泉正雄
(消印)12 7.29(昭和12年7月29日=1937年)


蝋人形社の住所が東京市淀橋区柏木三の三七七でしたので、すぐ近くに下宿していたのでしょうか。

小泉正雄はがき

ご無沙汰した。雑誌有り難う。君も元気でやっている様子なので嬉しい。それにしてもローマ字詩の提唱者がローマ字で詩を書かないのはどうしたことだ。ああいふ長い複雑な詩はローマ字で書くと分かりにくいのなら、ローマ字詩運動も多難だと思われる。君の訪問記はいつも一番面白い。僕が最も愛読するのは訪問記だ。当選作は皆甘くてつまらん。商業政策として一年に一回位はこんなことでもしなくてはならないのかと思うと君の仕事に同情してしまう。高橋の雑文は率直で面白かった。僕は先日 五日間程、伊勢の津へ海水浴に行って、つい二日前帰って来たばかりだ。勝見が下関へ徴兵検査を受けに行った帰り、奈良へ寄ったので二人連れで浴ぎに行っていた次第。黒くなって皮が盛んにむくれて、健康になった。

消印と内容からは『蝋人形』1937年5月号、6月号、7月号(7月1日発行)送付に対する返礼のようです。

まず、5月号に「ローマ字詩運動の理由」と題して加藤憲治(同誌編集者)がローマ字詩の推進を論じています。これにこたえるかのように博光がローマ字で書いた詩を載せています(エレジーElegie<5月号>、二十世紀(アラゴン)20-Seiki<6月号>が、加藤憲治は詩を載せていません。ローマ字詩じたいがこれ以後ほとんど掲載されていません。

次に、博光の訪問記はいつも一番面白いとありますが、博光の名前での訪問記は見当たりません。西尾洋の名前で「川路柳虹氏との一時間」<5月号>「野口米次郎との一時間」<6月号>「西脇順三郎との一時間」<7月号>がありますが、西尾洋が博光のペンネームなのかは不明です。

「高橋の雑文」も高橋の名前の文章が投稿作品を含めてこの3冊には見当たりませんので、ペンネームを使っているようです。

高橋と勝見は共通の友人なので、4人は早稲田大学での仲間だったのではないかと思われます。

奈良の街で──大陸で戦死した友 小泉正雄の霊へ


『蠟人形』目次 第12巻 1941年(昭和16年)

●第十二巻第一号(新年号)1941(昭和16)年1月1日発行
表紙 福沢一郎

述懐──又は「思想の灰」──西條八十
青き甕/伝 佐藤一英
私は何処にゐたか? ポオル・エリュアル 大島博光訳
渾沌のなかの素朴──「詩の新体制を創造する」といふテーマについて── 岡本潤
苔寺 茅野雅子
戦乱フランスの詩人 小松清
定型私議 高橋玄一郎
闘ひの序詩 東郷克郎
ナチス詩抄 高橋義孝訳
 他日この血族汚辱を去り シュテフアン・ゲオルグ
 国を築かう ハンス・バウマン
 戦士のうたへる ゲルハルト・シューマン
 快楽の果 ハンス・カロッサ
ナチスの詩人について 阪本越郎
月の出 野良瀬正夫
短章六篇 平野威馬雄
あの島の晴天または 永田助太郎
山茱萸(グミ)のうた 中村伊左治
栄光行進 西山克太郎
朝 今田久
牧歌 久保八十男
裂けし夜のなか 田中敏子
悲哀の上に 松本隆晴
蒼き影みてる 大島博光
初雪の手紙 龍野咲人
神々の家、希蠟の神殿 アンドレ・シュアレス 大島博光訳
秘めしうた 村田和歌子
炎の船 伊藤寛之
海にて 三谷木の実
そのたはむれのまぼろしを 瀬川忠司
冬眠 岡登志夫
帽子を失くした少年 岸本碧雨
薄暮 滝沢寛
詩壇時評 奈切哲夫
緒戦日記抄 曽根崎保太郎
支部ニュース
名古屋詩壇の近状 渡辺和郎
支部ニュース
世紀の蝶 稲津静雄
新刊詩書評
 西條八十氏著 詩話「若き日の夢」 石川武司
 「梶浦正之詩抄」を読む 小林正純
 「古調月明集」の詩人 倉橋彌一
新年号推薦十一人集
 幻の詩神 井上エシノ
 天の湖──関西旅行回想── 河合幸男
 灰の歌 今野清二
 夕星 林光太郎
 信天翁 えいき・みやベ
 征きし人 井上清美
 冬日 冬木郁
 風の又三郎 阿部圭一郎
 沙漠 伊奈文喜
 我が戦友 佐野葉累児
 空は男子の 大葉真太郎
<読者文芸欄>
 詩 西條八十選
 短歌 茅野雅子選
 小曲 西條八十選
 童謡 西條八十選
 戦時歌謡西條八十選
編輯後記

●第十二巻第二号(二月号)1941年2月1日発行
表紙 福沢一郎

かの時 三木露風
冬日詠吟 小林英俊
私は苦痛の アリエット・オドラ 堀口大学訳
現代詩の特徴 ある序説 春山行夫
支部ニュース
詩と絵画の父流 山中散生
神々の家、希蠟の神殿 アンドレ・シュアレス 大島博光訳
ヒュペリオーンの運命歌/日没 ヘルダアリーン 関口政男訳
河 幼児に与える 笹沢美明
蛇 服部伸六
風そよぐ窓のほとりに 浜名与志春
デアドレ ジェイムズ・スティヴンズ 永田助太郎訳
若きリルケをおもふ──「旗手クリストフ・リルケの愛と死の譚」にふれて 古賀剛
忘却 繁野純
私の三年 安藤一郎
一つの町から 真田喜七
黄昏と疲労/悪しき言葉 ポオル・エリュアル 大島博光訳
中禅寺湖畔にて 杉浦朱郎
詩に至る病 松本隆晴
南山を見ず 滝下繁雄
朝鮮詩壇の現状 言語の問題と新しき世代 金鐘漢
哀しき雅歌 石井健次郎
田園 末竹余四春
やがて生れる世界のために 舟橋淑郎
時のふかみより 川上高
可憐な森の秘密 伊藤重徳
月光 八篠れい子
ゆれる夜 滝沢寛
友への手紙 中桐雅夫
新刊詩集評
 「山之口獏詩集」を読む 伊福部隆彦
 草野心平詩集「絶景」断片 伊藤信吉
 川島豊敏著「北壁塁」について 島崎曙海
 平田内蔵吉詩集「美はしの苑」 山本和夫
詩壇時評 奈切哲夫
孤独 岩橋脩
二月号推薦十一人集
 暮秋 えぐち優
 死のきはみ 林光太郎
 焔の詩 佐藤播津雄
 面影 えいき・みやべ
 一つの胡桃 矢島秀雄
 私は 柚友介 
 サルビヤの花物語 川田作治
 帰還してから 長門一郎
 整備兵の唄 五十嵐雄
 小熊の足跡 渋多見庸二
 雪姫様 岡本文
<読者文芸欄>
 詩 西條八十選
 短歌 茅野雅子選
 小曲 西條八十選
 童謡 西條八十選
 戦時歌謡 西條八十選
編輯者の手帳

●第十二巻第三号(三月号)1941年3月1日発行
表紙 福沢一郎

青いお椀 野口米次郎
狼 西條八十
文学詩歌談義叙 日夏耿之介
穀物と葡萄の祝祭(1) 吉田一穂
シュテファン・ゲオルゲ 高橋義孝
郷愁の詩篇 伊藤信吾
詩的文化 高橋玄一郎
風景詩法 小野十三郎
草創 浅井俊吉
この日、昭和十五年十一月十日 佐伯郁郎
せゝらぎありて 永瀬清子
鴉の群 アルチュール・ランボオ 村上菊一郎訳
深淵 島田磐也
ばら樅林──品川主計氏に 丹野正
水仙の名に 龍野咲人
石切場の歌 大島博光
明るいときをもとめて 上田静栄
過去への一瞥 ポオル・エリュアル 大島博光訳
批評の確立 山田岩三郎
小川のほとり 波々伯部武
或る女 虚木一
ははの詩 三谷木の実
星にさゝぐ 村田和歌子
故山の歌 滝沢寛
空だけは 岸本碧雨
詩壇時評 岡本潤
支部ニュース
新潟詩壇の現状をめぐる──一つの提議にかへて 浅井十三郎
新刊詩集評
 喜志邦三著 詩集「沙翁風呂」 横山青蛾
 高橋新吉著 「愚行集」を済む 永田助太郎
 詩集「四方天」感 田中英士
 笹沢美明詩集『蜜蜂の道』 近藤東
三月号推薦九人集
 星の歌 今野清二
 あかつきのうた 佐藤正三郎
 昇心 林光太郎
 深夜 三好順子
 天の人 碧ナナ
 夕べの泪 冬木郁
 若イ中尉サン 山田正己
 お背戸 伊奈文喜
 開拓音頭 中井とし夫
<読者文芸欄>
 詩 西條八十選
 短歌 茅野雅子選
 小曲 西條八十選
 支部ニュース
 童謡 西條八十選
 戦時歌謡 西條八十選
編輯者の手帳

●第十二巻第四号(四月号)1941年4月1日発行
表紙 三岸節子
カット 小山田次郎・藤井令太郎

ふるさと、いづこ 佐藤惣之助
冬の空に寄せる詩 前田鉄之助
冬 ヘルダアーリン 関口政男訳
復活者 R・M・リルケ 石中象治訳
まぼろし 横山青蛾
『詩人の名によりて』 滝口修造
ライナー・マリア・リルケ 高橋義孝
ボードレールの生活 (1) カミイユ・モークレール 新庄嘉章訳
尖れる闇 松本隆晴
寝椅子に凭りて/鶯来 滝下繁雄
荒野の百姓家/オーデルベルグの詩 ローベルト・ザイツ 笹沢美明訳
遠く征く兵士の歌 繁野純 
善意 近藤武
凍えた化粧 西山克太郎
花咲ける枝 奈切哲夫
アンケエト
1、新体制に処する詩人の覚悟
2、国語問題に対する詩人の見解
 丸山薫 平田内蔵吉 金鐘漢 山田岩三郎 村野四郎 長田恒雄 笹沢美明 上田保 伊藤信吉 山本和夫 北川冬彦 菊岡久利 安藤一郎 横山青蛾 高橋玄一郎 岡本潤 永田助太郎 吉田一穂 近藤東 田中令三 小野十三郎 山中散生 逸名氏 佐伯郁郎 村野三郎 加藤憲治 壷井繁治 三ッ村繁蔵 神保光太郎 佐藤一英
詩壇時評──1詩人の事業 大江満雄
詩と音楽の交流について──或る詩人への手紙 渋谷修
支部ニュース
標 久保八十男
哀しき雅歌 石井健次郎
一年 西村由美子
桃の花なれば 江島朋子
懐古について 宮西鉦吉
墳塋に立ちて叫ぶのだ──モンゴルについて其の三── 深町敏雄
体刑 船橋淑郎
樹氷 川上高
麦圃 西田春作
現代青年の詩人の動き 田村昌由
信州詩壇の現状 龍野咲人
新刊詩集評
 高村光太郎「道程」改訂新版を読む 山田岩三郎
 白井喜之助第一詩集『ともしびの歌』読後感 浅見勝治
支部ニュース
故伊藤寛之追悼
 弔辞 西條八十
 伝言を托す 加藤憲治
 地下六尺で筆を執る 吉富利通
 同人伊藤寛之君追悼 阿部圭一郎
 伊藤君を想ふ 大島博光
 伊藤寛之君へ 滝沢寛
四月号推薦十人集
 別離 新井淡水
 灯影 海月純
 灰の生命 今野清二
 愚花 佐原義曲
 ふゆのよの 福来道夫
 河原の娘 阿部鴻二
 鳩時計 岸沢晶
 夢かひ 若葉きよ子
 南進舟漕ぎ唄 滝村春介
 北洋警備の歌 腿彩美智正
<読者文芸欄>
 詩 西條八十選
 短歌 茅野雅子選
 小曲 西條八十選
 童謡 西條八十選
 戦時歌謡 西儀八十選
編輯者の手帳

●第十二巻第五号(五月号)1941年5月1日発行
表紙 三岸節子
カット 小山田次郎

眠りの森で ポール・ヴァレリー 新城和一訳
父もなく アリエット・オドラ 堀口大学訳
奈良から 西條八十
穀物と葡萄の祝祭(2) 吉田一穂
地上壮厳 宍戸儀一
詩と宗教的体験とについて 佐藤一英
早春即興 蔵原伸二郎
夜も昼もわれを呼ぶ 後藤郁子
漂泊の民族 小林英俊
友あり朝鮮よりきたる 金鐘漢
ホメロスの光雲 平野威馬雄
カロッサの詩風 高橋義孝
北の国の母雪 中野秀人
ボードレールの生活(2) カミイユ・モークレール 新庄嘉章訳
一ミリの埃 川島豊敏
鏡 島田聲也
ロオマンス W・J・タアナア 永田助太郎訳
麦秋 中村伊左治
溶ける耳(或る中耳炎患者と夢) 浅見勝治
春風 桑門つた子
泉 志村辰夫
海 村田和歌子
静かなる世界 森田千恵
詩壇時評 奈切哲夫
山梨詩壇の現状 宮田栂夫
早春 末竹余四春
熟河 舟木由岐
姿なき訪れ 八篠冷子
水路の夢幻 伊藤重徳
寂蓼の陰影 岩橋脩
陽が照ると 波々伯部武
新刊詩集評
 北川冬彦編「培養土」について 平田内蔵吉
 楊明文君の『華愁園』のことなど 金鐘漢
 「実験室」を読む 笹沢美明
五月号特選八人集
 自分の歌 尾関夏太郎
 光茫 中里純
 上潮の頃 井上えし乃
 春の訪れ 池上之治
 ましろき卵 谷玲之介
 桐の雨 洛狂之介
 草の芽 三浦郁夫
 最前線から 佐野葉累児
<読者文芸欄>
 詩 西條八十選
 短歌 茅野雅子選
 小曲 西條八十選
 支部ニュウス
 童謡 西條八十選
 戦時歌謡 西條八十選
編輯者の手帳

●第十二巻第六号(六月号)1941年6月1日発行
表紙 三岸節子
カット 小山田次郎

飛躍 野口米次郎
風景 佐伯郁郎
ハープを弾く少女の唄/四月 テオドル・シュトルム 坂本越郎訳
詩人の運命 伊藤信吉
詩に鑠かれて…… 西山克太郎
リルケのロダン観──「物」と「面」 内山義郎
自在について ウイルヘルム・ハウフ 平田内蔵吉訳
風/松かさ 上田静栄
偉大なる夜 ライネル・マリヤ・リルケ 笹沢美明訳
蟲を殺す男 山崎智門
ボードレールの生活(3) カミイユ・モータレール 新庄嘉章訳 
湖畔のこゑ 小林英俊 
アルチゥル・ラムボオの生涯(1) ジャン・マリイ・キアレ 大島博光訳
病 村上成実
黒い祭 松本隆晴
ゆふべの鐘 山路百合子
地韻の歌 吉田暁一郎
赫き風 田中敏子
黒水仙を焚いて──あり詩集のあとがきのために 龍野咲人
詩人懇話会授賞式印象 山田岩三郎
支部ニュース
詩壇時評 奈切哲夫
早春の野に 松村美生子
地図にない山河──詩友中将愛星兄の霊に── 岸本碧南
蛇 三谷木の実
幸福なる日 滝川巌
追愁 西田春作
牧歌 川上高
神々の黄昏 楊明文
近時推薦欄評 小林英俊
支部ニュース
新刊詩書批評
 野みちはるか 殿岡辰雄詩集「緑の左右」をよみて 竹内てるよ
 『現代日本詩史』頌 橋田中
 「回い卵」を読む 長田恒雄
故山崎智門追悼
 書き果てぬ記 加藤憲治 
 山崎の死 砂丘草一
 知己山崎智門君の死を悼む 阿部圭一郎
六月号推薦十二人集
 鴎 近藤静吉
 胡園の微風 尾関夏太郎
 かなしき日 井上えしの
 歌ひとつ 今野清二
 悲しい夢 根本田鶴子
 またゝく星に我は聞くなり 野路清子
 雛まつり 小原鈴子
 春怨 笠愁悒
 大白星は 若原炎
 昼寝の竹の子 手塚高義
 足跡 阿部圭一郎
 愉快な職場 佐藤葉村
<読者文芸欄>
 詩 西條八十選
 支部ニュース
 短歌 茅野雅子選
 小曲 西條八十選
 童謡 西條八十選
 戦時歌謡 西條八十選
編輯者の手帳

●第十二巻第七号(七月号)1941年7月1日発行
表紙 三岸節子

初夏の自然 三木露風
或夜の歌 西條八十
市井 室生犀星
梅雨の窓 高橋玄一郎
断想 岡本潤
ラムボオの生涯(2) ジャン・マリイ・キアレ 大島博光訳
初夏の花 竹内てるよ
ひととき 安藤一郎
豊かなる野にて 滝沢寛
ふるさとの歌 今田久
木の笛 ヨハネス・リンケ 笹沢美明訳
ボードレールの生活(4) カミイユ・モークレール 新庄嘉章訳
支部ニュウス
詩人と民族 古賀剛
虚空 小鳥でさへも巣は恋し 今宮一
水深 晶玲子
数理 近藤博人
海の印象画 石井健次郎
雲 エゴン・フィール 宮下章訳
孤独 村田和歌子
詩壇時評 奈切哲夫
黄昏の孔雀 八篠冷子
春日頌歌 末竹余四春
喪章──今は亡き三人の詩友に。 岡登志夫
七夕祭 波々伯部武
文化翼賛としての詩人団体とその動き 長田恒雄
詩壇雑感 小林英俊
新刊詩集評
 詩集温室を読む 木下夕爾
 大島博光著「フランス近代詩の方向」に就いて 滝沢寛
六月号推薦欄詩評 石川武司
支部ニュウス
時間と生命 積田太郎
七月号推薦七人集
 終焉の歌 今野清二
 甕 早川博子
 たねまきの歌 佐藤正三郎
 挽歌(なき愛星兄にさゝぐ) 谷玲之助
 燭歌 碧ナナ
 愛国鉱山ぶし 腿彩美智正
 子守歌 水上利一
<読者文芸欄>
 詩 西條八十選
 小曲 西條八十選
 短歌 茅野雅子選
 童謡 西條八十選
 戦時歌謡 西條八十選
編輯者の手帳

●第十二巻第八号(八月号)1941年8月1日発行
表紙 三岸節子
カット 小山田次郎

ジョオルジア フィリップ・スウポオ 堀口大学訳
山経四里 大江満雄
愛する世界の歌 近藤武
白く暈どり 高橋玄一郎
悲劇と諦観と 宍戸儀一
ドイツの象徴的詩人 石中象治
アミの死 秋田玄務
不毛の井戸 松本隆晴
夕暉に寄せて 尾関栄
消ゆる虹 田中敏子
歌 ジョン・ドン 永田助太郎訳
詩人と悟性──附女人ぼさつ── 上田静栄
ボードレールの生活(5) カミイユ・モークレール 新庄嘉章訳
白い街道/絵葉書 久保八十男
蝉 瀬川忠司
駱駝の歌 深町敏雄
五月の譜 滝川巌
執心物語 横山青蛾
ラムボオの生涯(3) ジャン・マリイ・キアレ
支部ニュース
詩壇時評 奈切哲夫
流離の書 川上高
夏 小島直記
終焉記 舟橋精盛
かなしみ/五月の穹 三谷木の実
背春 岸本碧南
若い詩人達の盟約 伊藤重徳
新刊詩集評
 近藤東著詩集「万国旗」 永田助太郎
 詩集「春卵」に就いて 末竹余四春
 舟木由岐「白い神」の方向 島崎曙海
支部ニュース
八月号推薦十三人集
 焦慮の日 碧ナナ
 やさしい鐘よ 貝塚信子
 航海 えいき・みやベ
 たそがれ 池上之治
 砂丘 河合幸男
 初夏 藤丘奈美
 舞姿 内田皓夫
 金魚 小原鈴子
 沼の畔 腿彩美智正
 口笛 杉浦俊雄
 ねんほろ鳥 阿部圭一郎
 瑞穂音頭 北村匡
 戦線夜曲 有満碧水
<読者文芸欄>
 詩 西條八十選
 小曲  西條八十選
 短歌  茅野雅子
 童謡  西條八十選
 戦時歌謡  西條八十選
編輯後記

●第十二巻第九号(九月号)1941年9月1日発行
表紙 三岸節子

失はれし魚 西條八十
ソンネ アルテュウル・ランボオ 新城和一訳
泣きいざつもの 佐藤一英
ソネットについて 高橋義孝
悲哀の影 菊岡久利
俳句と詩と 大島博光
群像 中野秀人
光の円坐 山田岩三郎
風 蔵原伸二郎
土砂ぶりの雨の日に 永瀬清子
数年分の映写室 西山克太郎
雲 島田磬也
たましひの花 今田久
こゝろの谿(たに) 村上成実
高原の夏 龍野咲人
ボードレールの生活(6) カミイユ・モークレール 新庄嘉章訳
全日本女詩人協会の結成について 館美保子
支部ニュウス
裏側の限 土屋二三男
深夜の像 江島明子
山にて 晶玲子
去る日 前田純敬
死 村田和歌子
紫陽花 西田春作
死と生とを 積田太郎
交響詩 楊文明
詩人と翼賛 浅見勝治
富山詩壇の現状 戸破二郎
支部ニュウス
新刊詩集評
 誠実の道 「貧しきものゝ歌」を読んで 平木二六
 高祖保 「禽のゐる五分間写生」 桑門つた子 「庭園師」を読んで後の文章 平野威馬雄
 詩を刻む人 扉谷美男
 (枝と灰の弥撒)の詩人 志村辰夫
七、八月号推薦詩評 石川武司
支部ニュウス
九月号推薦十一人集
 破曲 木下秀雄
水深 三好順子
海 藤井秋彦
たそがれ 池上之治
悲歌 碧ナナ 
墓碑銘 谷玲之介
悲恋哀詩──樗牛の滝口入道より 菊池禎三
夕讃歌 根本田鶴子
すゞらん ヤマカワタロー
ゆりかご 上羽君子
陸の水兵 川俣栄一 
<読者文芸欄>
 詩 西條八十選
 短歌 茅野雅子選
 小曲 西條八十選
 童謡 西條八十選
 戦時歌謡 西條八十選
編輯後記

●第十二巻第十号(十月号)1941年10月1日発行
 表紙 三岸節子
 カット 小山田次郎

昭和十六年の秋の賦 前田鉄之助
夕雲 横山青蛾
詩人B像 平木二六
貴昏のうた 小林英俊
雨風 壷井繁治
若き詩人への手抵 ライネル・マリア・リルケ 塩谷太郎訳
詩人と翼賛 長田恒堆
フランスの詩にあらはれたエクゾティズムに就て 平野威馬雄
私の秋の詩 竹内てるよ
孤独の夜会 松本隆晴
命の矢 仲村久慈
あらし/レントゲン写真 鈴樹昌
秋に寄する雅歌 石井健次郎
丘の歌 志村辰夫
詩人の生活 カミイユ・モークレール 新庄嘉章訳
支部ニュウス
北満雑記 岩本修蔵
詩人と死 花岡脩
稲 滝川巌
夜のうた 三谷木の実
翔びゆくもの 岡田芳彦
季節 船橋精盛
園主の晩き恨み 伊藤重徳
邪死 岸本碧雨
秋の歌 深町敏雄
蛍 八篠冷子
岐阜詩壇の近状 殿岡辰雄
新刊詩書評
 佐藤惣之助著「わたつみの歌」について 西尾洋
 R・M・リルケ著 塩野太郎訳「旗手クリストフ、リルケの愛と死の歌」について 梅沢秀司
 詩集「花と光のなかに」就て 著者田中三乃留氏に贈る 早川利康
 殿岡辰雄氏の「黒い帽子」を読む 渡辺和郎
 『現代日本年刊詩集』の意義 安藤一郎
九月推薦詩評 石川武司
十月号推薦十三人集
 微風の日 河合幸男
 夜の歌 新井淡水
 花と零 貝塚信子
 想ひ出 渡辺彰
 松尾芭蕉(最後の旅に寄せて) 浅利京之助
 蟷螂(カマキリ) 谷玲之輔
 黄の蝶 佐藤初夫
 霍公鳥(ホトトギス) 椿紅花
 おつかひ 手塚高義
 根なし草 木馬敬
 ひぐらし 柚友介
 熱砂を踏んで 有満碧水
 白衣帰還 鈴木雁平
<読者文芸欄>
 詩 西條八十選 82・87
 短歌 茅野雅子選 88・叩
 小曲 西條八十選 別・卵
 童謡 西條八十選 96一野
 戦時歌謡 西條八十選
 支部ニュウス
編輯後記

●第十二巻第十一号(十一月号)1941年11月1日発行
表紙 三岸節子
カット 小山田次郎

新しき河 西條八十
柘榴 ポオル・ヴァレリイ 新城和一訳
発想と創造(上) 伊藤信吉
民族的優越感 蔵原伸二郎
ヘルデルリーンについて 阪本越郎
愛する世界の歌 近藤武
わが夜の歌 大島博光
朝 上田静栄
海の歌 木村次郎
或る光のための歌 龍野咲人
平野の涯 岩本修蔵
エドガア・ポオ研究(1) アーサア・ランソン 奈切哲夫訳
天然記念物 滝下繁雄
ナチス詩抄 笹沢美明訳
 秋の夜 ペーテル・フヒエル
 樹 ウエルネル・イエーケル
 その日は来る クーノー・フエルヒネル
晩餐 木村茂雄
漂泊の夕暮れ 尾関栄
戦場と詩人 山本和夫
支部ニュウス
歌はれる詩について 久保田公平
フランスの詩とエクゾティズム 平野威馬雄
秋のひと 川上高
僻地 三好豊一郎
海の章 西田春作
生活 瀬川忠司
失はれし夢に 村田和歌子
秋門 小島直記
新刊詩集評
 村上菊一郎著「夏の鶯」について 大島博光
 越智弾政氏の詩集「応召前後」に就いて 高木秀吉
 加藤健著 詩集「記録」 村上成実
十一号推薦八人集
 暮れがた 玖口雅国
 遥けき救ひ 井上えしの
 石狩 洲本節夫
かなしみの日 藤見人
薄暮 司伶児
ちやるめら 川俣栄一
ゆふぐれ 渡辺彰
中原会戦の歌 藤村貞治
<読者文芸欄>
 詩 西條八十選
 短歌 茅野雅子選
 支部ニュウス
 小曲 西條八十選
 童謡 西條八十選
 戦時歌謡 西條八十選
編輯者の手帳

●第十二巻第十二号(十二月号)1941年12月1日発行
表紙 三岸節子
カット 宮城輝夫

一九三六年十月 アリエット・オドラ 堀口大学訳
短詩十章 高橋新吉
女詩人の夕べ 深尾須磨子
発想と創造(下) 伊藤信吉
エピローグ 花田清輝
神々 永瀬清子
大和吉野 野長瀬正夫
夢見る窓 松本隆晴
誓ひ ハインリヒ・レルシュ 塩谷太郎訳
天成りて地坐れり 吉田暁一郎
山湖の禊 高橋玄一郎
エドガア・ポオ研究(2)──伝記的背景── アーサア・ランソン 奈切哲夫訳
丘 今田久
孤独の秋 浅見勝治
誘ひ 斎藤勝弥
砂丘の詩 柴田忠夫
かなしい顔の小さな天使が 三谷木の実
玄海灘 楊明文
鳶 滝川巌
瑟弛みて 前田純敬
暁けのおとなひ 伊藤重徳
蜜蜂 八篠冷子
すみれについて 末竹余四春
分身 波々伯部武
叫びの如く 積田太郎
昭和十六年詩壇回顧 永田助太郎
新刊詩書評
 愛ある指標──野口茂夫詩集について 竹内てるよ
 愛日抄に寄す 小林英俊
 連詩集「神話」について 葉山晋介
 新文化読本──長田恒雄著「美しき倫理」を読む── 笹沢美明
 詩集 春秋 長田恒雄
十一月号推薦詩評 石川武司
支部ニュウス
十二月推薦七人集
 夜の恵み 貝塚信子
 献詩 谷玲之介
 希望の歌 多川光喜
 秋の歌 新井淡水
 悲歌 早川博子
 地殻に住める習慣とは 吉岡正平
 母よ 山崎邦子
<読者文芸欄>
 詩 西條八十選
 短歌 茅野雅子選
 小曲 西條八十選
 童謡 西條八十選
 戦時歌謡 西條八十選
編輯後記

<国書刊行会『西條八十全集・別巻』による>

蝋人形
昭和16年7月号
『蠟人形』第13巻 (1942年 昭和17年)目次を見ると博光の交友関係がうかがえます。

1月号「戦勝のラジオの前で」は西條八十が前年12月の真珠湾攻撃の報に接して歌った時局詩。
この巻は太平洋戦争に突入した1年目にあたり、文化宣戦(蔵原伸二郎)などの翼賛の論評や戦時歌謡、愛国詩の投稿欄が設けられなど、戦時を反映した紙面となっている。
「純白の花にそへて──若き友におくる──」の竹内てるよは1937年、若い詩人を結集して『新世紀』同人を主宰したものの、治安維持法により弾圧され、大野貞純さんら12名が犠牲になった事件の中心にいた人。
「われ極光を見たり」の今官一は、この連載で経済的に助けられたと思い出に書いている。
奈切哲夫、志村辰夫、小山田二郎は「新領土」同人で、親しい友人だった。
松本隆晴龍野咲人は長野県の詩人で、それぞれ深い交流があった。
楊明文は前橋に帰郷していた静江のアドレスを博光に教えた恩人。
斎藤磯雄はフランス文学者の友人。笹沢美明はリルケ研究者、高崎に疎開中に嶋田誠三らと詩のサークルをつくり、島田利夫も参加した。
関口政男は戦後、「角笛」同人に参加した。


蝋人形
後ろ左から鶴野峯生、大島博光、今官一、前左から今友一、高橋彰一、津軽書房社主
(壇一雄のカメラを鶴野峯生が借りてきて今友一が自動シャッターで写した。カメラはローライフレックス。一九五五年昭和30年2月)


『蠟人形』目次 第13巻 1942年(昭和17年)

●第十三巻第一号(新年号)1942(昭和17)年1月1日発行
表紙 三岸節子
カット 滝口綾子

戦勝のラジオの前で 西條八十
出発前の数分間 野口米次郎
影の中にあるもの 佐藤一英
文化宣戦 蔵原伸二郎 8-10
リルケの愛について 石中象治
純白の花にそへて──若き友におくる── 竹内てるよ
わが夜の歌 大島博光 20-21
生命ある種子──No.28── 奈切哲夫 22
聴問 龍野咲人 23
秘めし歌 滝沢寛 24-25
手帳──山の朝の歌 志村辰夫 26
揚子江を遡る 川口魚彦 27
オルフォエスに捧げる十四行詩(1)──ウエラ・オウカマ・クノープの墓碑銘として── ライナア・マリア・リルケ 関口政男訳 28−31
国民詩人としての西行 山田岩三郎 32-36
ヴァレリイ論(1) セオドラ・ボザンケ 中桐雅夫訳 37-41
霙の歌 尾関栄
母よひかりのごとく 花岡脩 44
水脈 瀬川忠司 45
白夜 晶玲子 46
秋の苑 山路百合子 47
われ極光を見たり(創作) 今官一 48-54
新刊詩書評
 石井健次郎詩集《噴く葦》にふれて 新巻圭太郎
 「現代詩」秋季版 小林善雄
新年号推薦七人集
 夕べの歌 貝塚信子
 黒い鳥 三原邑
 あまだれ 宮部栄喜  58-59
 旅人 雁 59-60
 海 佐藤初夫 60
 洗髪 洲本節夫 60-61
支部ニュウス 61
<読者文芸欄>
 詩 西條八十選 62-66
 短歌 茅野雅子選
 支部ニュウス 69
 小曲 西條八十選
 童謡 西條八十選
 戦時歌謡 西條八十選
編輯後記 80

●第十三巻第二号(二月号)1942年2月1日発行
表紙 三岸節子
カット 滝口綾子

香港の日章旗 西條八十 2-3
挿話 ポオル・ヴァレリイ 新城和一訳
オルフォエスに拝げる十四行詩(2)──ウエラ・オウカマ・クノープの墓碑銘として──ライナア・マリア・リルケ 関口政男訳 6-9
彫塑に関する書簡 井手則雄
ヴァレリイ論(2) セオドラ・ボザンケ 中桐雅夫訳 16-19
物語 壷井繁治 20-21
偉大なる追憶のために 大島博光 22-23
緑の水母 松本隆晴 24-25
貝殻は聴いてゐる… 坂本越郎 26-28
エドガア・ポオ研究(3)──伝記的背景── アーサー・ランソン 奈切哲夫訳
詩人の決意について 長田恒雄 
風は卒みぬ 岡田芳彦
雅歌 石井健次郎 37
記憶 西田春作 38
望郷 小島直記 39
夕風にあたふる詩 村田和歌子 40
部落 船橋精盛 41
幻想詩──青鳩── 楊明文 42
われ極光を見たり 今官一 36-41
新刊詩書評
 「母の詩」について 大江満雄 50-51
 岡本潤の近業 中野秀人 51-52
 江口隼人氏の詩集『決戦』を読む 松本帆平 52
新年号推薦詩評 石川司 53
二月号推薦五人集
 炎の舞 佐藤正三郎 54-55
不死鳥 盆正雄 55
失われし夢いづく 早川博子 55-56
柩 碧ナナ 56
海に秘めて 平沼ゆり 56
<読者文芸欄>
 詩 西條八十選
 短歌 茅野雅子選
 支部ニュウス 64
 童謡 西條八十選
 愛国詩 西條八十選
編輯後記 72

●第十三巻第三号(三月号)1942年3月1日発行
表紙 三岸節子

一機還らず 佐藤惣之助 2-3
友人よ 大江満雄 4-5
天の戸 後藤郁子 6-7
国土の空 安藤一郎 8-9
銀の栄冠 笹沢美明 10-11
大東亜戦争と愛国詩 西尾洋 12-14
時代の韻律──詩壇時評── 岡本潤 15-17
オルフォエスに拝げる十四行詩(3)──ウエラ・オウカマ・クノープの墓碑銘として── ライナア・マリア・リルケ 関口政男訳 18-21
月明を征くもの銀の翼を讃へて 松本隆晴 22-23
吹雪の夜の詩 東郷克郎 24-25
若き防人を送る 尾関栄 26-27
雪の詩 木村茂雄 28-29
美と力の祝祭 あるひは<人間復活>に就いての序説 志村辰夫 30-35
われ極光を見たり 今官一 36-41
はらから 桑門つた子 42
大いなる河 八篠冷子 43
悲歌 末竹余四春 44
墓標 瀬川忠司 45
征くひとに 岡田芳彦 46
道 晶玲子 47
新刊詩書評
 二つの美しき物語の本──「スザンヌ物語」と「銀河鉄道の夜」── 永瀬清子 48-49
 野長瀬正夫詩集「故園の詩」 岡本潤 49
三月号推薦七人集
 生命の火──年暮れなんとする深夜 菊地禎三 50
黄昏の湖 西村美沙緒 51
蟻 堀口太平 51
信教徒 碧なな 52
勝利者 貝塚信子 52
十二月八日 千野国雄 53
夜の水車 菅原啓 53
<読者文芸欄>
 詩 西條八十選
 小曲 西條八十選
 短歌 西條八十選
 童謡 西條八十選
 愛国詩 西條八十選
編輯後記 72

第十三巻第四号(四月号)1942年4月1日発行
表紙 三岸節子
カット 滝口綾子

幽鬼宮 エドガア・アラン・ポオ 日夏耿之介訳 2-5
柏木だより 西條八十 6-7
愛国詩をめぐつて 深尾須磨子 8-10
白梅 竹内てるよ 11-12
軌條/擦過 山中散生 13-14
白い匂ひ/たゆたひつつ 武田喜代子 15-16
オルフォエスに捧げる十四行詩(4)──ウエラ・オウカマ・クノープの墓碑銘として── ライナア・マリア・リルケ 関口政男訳 17-18
朝の挨拶 門田穣 19-22
ドイツの愛国詩について 高橋義孝  23-26
エドガア・ポオ研究(4)──伝記的背景── アーサア・ランソン 奈切哲夫訳 27-30
不毛の影 田中敏子 31
白い花 舟橋精盛 佪.
天人のうたへる 伊藤重徳 粥
実はしき彷檀 浅見勝治 如
わが禿鷹の歌 石井健次郎 粥
紅幻の歌 花岡僑 紬
優雅と侮蔑の天才 斎藤磯雄 佪ム
支部ニュウス 41
「愛国詩の夕」雑感 松本隆晴 42・朝
意志の山 小川富五郎 44
地図──異国にて少女のうたふ── 西田春作 45
旗翻る春の日 楊明文 46
そよぐ樹木の歌 積田太郎 47
新刊詩集評
 智門の「遺稿集」をめぐつて 三井保太郎 48-49
 吉田暁一郎氏著詩集「人間記」 田中英士 49-50
四月号推薦七人集
 鶴 池上之治 51
 悼歌 菊地禎三 52
 独歩 尼野千恵 52-53
 琴の音 雁 53-54
 過去 池辺狂二 54
 再び上げたZ旗は 川俣栄一
 ゐろり ヤマカワタロー 55
<読者文芸欄>
 詩 西條八十選
 小曲 西條八十選
 短歌 茅野雅子選
 童謡 西條八十選
 愛国詩 西條八十選
編輯後記 72

●第十三巻第五号(五月号)1942年5月1日発行
表紙 三岸節子

牡牛の夜 西條八十 3
フロランタン・プリュニエの譚詩 ジョオルジュ・デュアメル 堀口大学訳 4-6
神々とともに 佐藤一英 7
散文から詩歌へ──ポエジーの在り方について── 堀安夫 8-11
自然と詩人 大島博光 12-15
征きて還らぬ 伊藤信吉 16
短唱二篇(雨月/新生) 城左門 17
ふるさとにゆきしに 壷田花子 18
伝令 山田岩三郎 19
わが夜の歌──第四の歌 大島博光 20-21
柏木だより 西條八十 22-23
古典または伝統といふこと──一つの手紙として── 安藤一郎 24-27
エドガア・ポオ研究(5)──伝記的背景── アーサア・ランソン 奈切哲夫訳 28-31
苦楽 村上成実 32
火の山 志村辰夫 33
夢みる──ピエタに── 村田和歌子 34
悲歌 末竹余四春 35
少年の決意 金環麟 36
花がさく春でも──オペラ館── 松尾修二 36
きり 平沼静江 37
眠れない夜のために 金東林 37
われ極光を見たり 今官一 38-42
新刊詩書評 
 城左門詩集「終の栖」評 奈切哲夫 43-44
 梶浦正之著詩集「三種の神器」について 小島禄琅 44-45
『あさあけの歌』を薦める 縄田林蔵 45-46
<読者文芸欄>
 詩 西條八十選
 短歌 茅野雅子選
 愛国詩 西條八十選
編輯後記 56

●第十三巻第六号(六月号)1942年6月1日発行
表紙 藤井令太郎

柏木だより 西條八十 3-5
エレエヌ ポオル・ヴァレリイ 新城和一郎訳 6
紀州の春 佐伯郁郎 7
丘 壷井繁治 8
やはらかき翳は野山に 永瀬清子 9
旅にて 阪本越郎 10
オルフォエスに捧げる十四行詩(5)──ウエラ・オウカマ・クノープの墓碑銘として── ライナア・マリア・リルケ 開口政男訳 11
詩についてのノート(1) 大島博光 12-15
暗闇の歌 小山田二郎 16-19
村境の菜椰子 散文詩のごときものとして 平黒威馬雄 20-23
枯野の歌 松本隆晴 24
微笑 波々伯部武 25
その人 宗谷海三 26
いのち 晶玲子 27
喪と愛 関須真夫 23
悲しき蛾 八篠冷子 29
エドガア・ポオ研究(6)──伝記的背景── アーサア・ランソン 奈切哲夫訳 30-32
われ極光を見たり 今官一 33-37
早春 小島直記 38
少年の歌 趙字植 39
栄光 石川武司 40
孤独 瀬川忠司 40
向日葵咲く村 朱永渉 41
花と共に 山本澄子 41
新刊詩書評
 「香宮」について 平木二六
 詩集「冬塵」について 大江満雄 43
 詩集三冊 竹内てるよ 44
六月号推薦七人集
 祈祷 北村葦江 45 
 こどものこゑ 林清城 45−46
 征矢 島海初夫 46
 忘れられゆく人々のために 雁 46-47
 旧き町 中村鱒治 47
 喧嘩別れ 滝沢均 47-48
 渡り鳥渡るを見つつ 海尻巌 48
<読者文芸欄>
 詩 西條八十選
 小曲 西條八十選
編輯後記 55

●第十三巻第七号(七月号)1942年7月1日発行
表紙 藤井令太郎

ユークリッド星座 吉田一穂 3-5
近代詩の精神(萩原朔太郎論)(1) 伊藤信吉 6-11
浪漫芸術と大俗文学──佐藤惣之助氏の芸術について── 笹沢美明 12-15
山を歌へる詩篇より三章 前田鉄之助 16
四万十川/スエズをみて 大江満雄 17
悠久 竹内てるよ 18
秘密 平木二六 19
吉野十津川村 野長瀬正夫 20
微風に寄す 大島博光 21
オルフォエスへの十四行詩(6)──ウエラ・オウカマ・クノープの墓碑銘として── ライナア・マリア・リルケ 開口政男訳 22-23
日本文学報告会詩部会に就て 長田恒雄 24-25
一つの手紙 小島直記 26-27
水仙の名に 龍野咲人 28
自爆/平和な季節 鈴樹昌 29
大和にて 東郷克郎 30
冠せられた栄光 桑門つた子 31
市河かよ子第二詩集「日本の雨」 深尾須磨子 32-33
壷井繁治詩集を読む 平野威馬雄 33-34
野長瀬正夫著「青春詩集」について 江口隼人 34-35
島崎曙海詩集「十億一体」に就て 川島豊敏 35-36
禿鷹(コンドル)巷に降る 石井健次郎 37
思考の鳥 楊明文 38
地熱の笛 長谷部龍 39
野辺の猟人 舟橋精盛 40
暮秋うた 西田春作 40
詩道 伊藤重徳 41
黄塵 岸本碧雨 41
新生の歌 冬村克彦 42
わが海に歌ふ十四行詩 積田太郎 43
七月号推薦
 〝円覚寺の初夏″ 井上三千夫 44
 夜の小鳩 鳥海初夫 44
 ともしびの歌 村川博美 45
 五月の風 上矢蓮子 45
<読者文芸欄>
 詩 西條八十選
 小曲 西條八十選
編輯後記 55

●第十三巻第八号(八月号)1942年8月1日発行
表紙 藤井令太郎

今日はいつまでも ノワイユ夫人作 堀口大学訳 3
風景/苦力の移動/洪水 佐伯郁郎 4
旅愁 城左門 5
鶯/星 滝下繁雄 6
若い朝 安藤一郎 7
近代詩の精神(萩原朔太郎論)(2) 伊藤信吉 8-13
詩についてのノート(2) 大島博光 14-17
夏の詩三篇 ノアイユ伯夫人作 青柳瑞穂訳
 七月の住ひ 18−19
 書空 19-20
 夏の沈黙 20-21
生命ある種子 奈切哲夫 22
真珠 大島博光 23
南にて 中山省三郎 24-26
国民詩に就いて 勝承夫 27-29
見知らぬものに 松本隆晴 30
群像の歌 花岡脩 31
合唱祭 滝沢寛 32
無風 木村茂雄 33
佐藤一英著「空海頌」について 堀安夫 34-35
吉田一穂著『黒潮回帰』について 大島博光 36-38
アンドレ・モオロア『アラベスク』を読んで 龍野咲人 38-39
満洲の馬車 十史一之 40
川の対話 志村辰夫 41
みち 八篠れい子 42
烈日抄 三谷木の実 43
茶わんの幻想 浅見勝治 44
八月号推薦
 歌 大池泰三 45
 祈肩の座 佐藤初夫 45
 蛾 池上之治 45-46
 夜の歌 川俣栄一 46-47
 鶯 雁 47
<読者文芸欄>
 詩 西條八十選 48−52
 小曲 西條八十選 53-55
編輯後記 56

●第十三巻第九号(九月号)1942年9月1日発行
表紙 藤井令太郎

むらさきの花 深尾須磨子 4
詩人の時 フランシス・カルコ 新城和一訳
天隕 吉田一穂 6
母に 石中象治 7
ナチス詩抄 笹沢美明訳
 秋 ベーター・フーヒエル 8-9
 月光 ヨハネス・リンケ 9
詩歌の言葉から神の言葉へ──ポエジーの在り方について── 堀安夫 10-14
詩語と現代国語の問題 大江満雄 15-18
彷徨 松本隆晴 19
大根の花匂へば 小島禄琅 20-21
望郷 小島直記 22
秋光 西田春作 23
秋立つは 竹内てるよ 24-27
ランボオに就いて(1) 堀田善衞 28-30
詩集「霧島」の表讃 宮川寅雄 31
悲哀の笛 積田太郎 32
望郷 末竹余四春 33
病める河 波々伯部武 34
山野禱心 菅原啓 34
母の顔 金乗旭 35
ユトリオ 松尾修二 35
磁石 楊明文 36
九月号推薦
 詩──いと低きところ 松本寅雄 37
 病床にて 小中太道 37
 緑の軌跡 今野清二 38
 美しいものよ 貝塚信子 38
 雪の日 武内辰郎 39
 すすき 木下秀雄 39-40
 生くる 永井新一 40
 あやまち 佐藤初夫 40
<読者文芸欄>
 詩 西條八十選
 小曲 西條八十選
編輯後記 56

●第十三巻第十号(十月号)1942年10月1日発行
幽星──伊豆に病みて── 西條八十 4-5
大いなる樹木 永瀬清子 6
偶 小林英俊 7
生命ある種子 奈切哲夫 8
若い髪 壷田花子 9
文化形成者としての詩人──ドイツ詩人について── 高橋義孝 10-15
詩についてのノート(3) 大島博光 16-19
日本の寺院と美──かたちの論理── 龍野咲人 20-22
燕の歌 服部伸六 23
立秋 関口政男 24
哀しき愛の歌 石井健次郎 25
愛のために 花岡脩 26
をやみなく太陽から風が 田中三乃留 27
ラムボオに就いて(2)──「酩酊の朝」をめぐつて── 堀田善衛 28-31
詩部会の現状と発展 長田恒雄 32-33
オルフォエスに捧げる十四行詩(7)──ウエラ・オウカマ・クノープの墓碑銘として── ライナア・マリア・リルケ 開口政男訳 34-35
朝顔 村上成実 36
荒川のほとりにて 楊明文 36
天の祝ぎうた 伊藤重徳 37
麦笛 八篠冷子 37
いのち光あり 松村美生子 38
蝶 晶玲子 39
白塔の歌 柴田忠夫 40
十月号推薦
 麦畑と鶉 武内辰郎 41
 讃歌 小中太道 42
 花粉散る 佐藤初夫 43
 言霊の従者 千野国雄 44
 或る喪失 司伶児 43
 苦悩の果てより 川俣栄一 44
<読者文芸欄>
 詩 西條八十選
 小曲 西條八十選
編輯後記 56

●第十三巻第十一号(十一月号)1942年11月1日発行

冬は終りになりました ポオル・ヴエルレエヌ 堀口大学訳 4-5
美しき蟲 阪本越郎 6
保信童子に 大江満雄 7
草の中で──弟五郎の霊に 村野四郎 8-9
オルフェウスに捧げる十四行詩(8)──ウエラ・オウカマ・クノープの墓碑銘として── ライナア・マリア・リルケ 開口政男訳 10-11
ルヴェルディの言葉 ピエル・ルヴェルディ 大島博光訳 12-15
特集「詩人と国語問題」
 現代日本語──詩人の感相── 岡本潤 16-17
 詩人と国語問題 近藤東  17-19
 詩人より見たる国語問題について 安藤一郎 19-22
 迎合主義を排す 横山青蛾 22-24
 国語問題談義 奈切哲夫 24-26
仲秋の月を拝む 近藤武 27
秋風に寄する歌 松本隆晴 28
雷雨 志村辰夫 29
土 仲村久慈 30
わが海に歌ふ十四行詩 積田太郎 31
秋の歌 小島直記 32
あたらしき墓 岡田芳彦 33
詩人 菅原啓 34
高雄 阿部圭一郎 35
やまとおみな 西田春作 36
創造の日を 舟橋精盛 37
蕎麦のやうに 瀬川忠司 38
くららよ 花岡脩 39
新刊書評
 詩集『誕生と死』について 安藤一郎 40
 阮進瀾氏著 深尾須磨子氏訳『安南草話』読後感 桑門つた子 41
十一月号推薦
 あらしに寄す 林清城 42
 黄花 川村康雄 43
 ひとつの歌に 吉岡正平 43
 ゆめ 大池泰三 44
 ふるさと 武内辰郎 44
<読者文芸欄>
 詩 西條八十選
 小曲 西條八十選
編輯後記 56

●第十三巻第十二号(十二月号)1942年12月1日発行

ものな言ひそね 深尾須磨子 4
房の一房 佐藤一英 5
明治節(群読) 笹沢美明 6
春日/夜 滝下繁雄 7
美しき星 ピェル・ルヴェルディ 大島博光訳 8-9
詩についての随想 石中象治 10−13
北原白秋の人と芸術 近藤東 14-16
私は夜へとひるがえる 小山田輝彦 17
鹿 関口政男 18
傍でうたふ人に 桑門つた子 19
菊の香 木村茂雄 20−21
決意の歌──われら何を思ひ何を為すとも形なき力天に在り── 土屋二三男  22
地上 山路百合子 23
l無についての断片──在る物は無き物の影である── 石井健次郎 24-25
回顧と共に──今年度詩壇について── 長田恒雄 29-31
昭和十七年詩壇の回顧 村上成実 32-34
虹 松本千鶴 35
万洞瀑 楊明文 36
藁屋根の絵画を見つつ 晶玲子 37
秋の港 堀田善衛 38-39
海 小島禄琅 40
十一月 菅原啓 41
わが墓碑銘 谷川ひさ子 42
十二月号推薦
 無題 小島麗樹
 嫩葉抄 岩野潤
 序 小枝童 44
 草に臥す 大村皓三 44
<読者文芸欄>
 詩 西條八十選
 小曲 西條八十選
編輯後記 56

<国書刊行会『西條八十全集・別巻』による>

蝋人形

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乾杯
阿部圭一郎
左から大島博光、西條文喜、阿部圭一郎

「西條文喜童謡集・阿部圭一郎童謡集 出版祝賀会」で博光が乾杯の音頭をとっているらしい写真があります。昨日、西條八束さん未亡人の西條紀子さんにお会いすることができたので、この写真を見てもらいました。紀子さんの話から、二人が「蝋人形」の関係で博光と知り合いであったことがわかりました。

西條文喜は本名は伊奈文喜といい、西條八十の妹の息子で、映画監督(別名鶴巻次郎)だった。西條八十の影響で詩も書いた。
阿部圭一郎は上野で菓子屋をしていて、西條家に御用聞きで出入りしていた。「蝋人形」に詩を書いたりした。戦後、「蝋人形の会」を主催し、毎年西條八十の命日に皆で墓参りをしてくれた。元気だったのに、プールで水泳中に急死した。

西條八束さん著の「父・西條八十の横顔」にも同じように書いてありました。
阿部圭一郎が中心となって小冊子「蝋人形のささやき」を毎年刊行していた。三井ふたばこ(西條嫩子)が没した折には追悼特集を出した(1992年)。彼はプールに行って泳ぐのを日課としていたが、追悼号刊行の翌年に水泳中に急逝された。

「蝋人形の会」を熱心に支えていた阿部圭一郎。博光のアルバムに保存されている「蝋人形の会」の記念写真も彼が送ってくれたのでしょう。

蝋人形の会
『蠟人形』目次 第5巻(昭和9年)

●第五巻第一号(新年号)一九三四(昭和九)年一月一日発行
表紙・カット 河野鷹思
扉・目次・カット 古家新

口絵(除夜の鐘鳴る他)
庭園にて──愛する八束に寄す──/手記 西條八十 2-3
三十四年の第一歩──年頭の独白 新居格 4-8
冬日 茅野雅子 9
現代ドイツ文学考(1) 逸見廣 10-13
詩人は詩をかく歌ふ──日本近代詩の散策──喜志邦三 14-18
アルチウル・ランボウ伝(5) 大島博光 19-23
春を歌へる抒情詩選 西條八十
 春の鳥 24
 新しい春 25
 初夢 25-26
 廿歳となりて 26
 春立ちぬ 26
 およ羽根、小羽根 27
 お正月の夜 27
 鸚哥と靴 28
 歌留多の夜 28
 懐しの敵 29
 おひばね 29-30
 船の少女 30-31
 都の少女 31
34年版恋のかたろぐ・コント集
 午前と午後と 木村康彦 32-34
 洋装の狐 滝下繁雄 34-36
細事紬
 嘘も倫し 門田穣 36-38
純一粥
文芸王国訪問記(4)加能作次郎氏の巻 牧史郎 39-42
都にありて 山路百合子 42
白樺の夢 ささひろし作詩 徳山璉作曲 43
西條氏との旅──高萩紀行── 江尻梢人 44-47
小唄
 佐渡をおもへば 西條八十 48
 遣瀬なみだ 西條八十 49
冬 稲垣恒子 50-51
無題詩 島田磐也 51-52
赤封印物語(2) アルフレツド・ヴイニイ作 大沢寛三訳 53-55
六人詩集
 公園/方言 川城羊丘 56
 願ひ 大木千代子 56-57
 白い画布 不二城キクコ 57-58
 落葉のうた 久保八十男 58
 丸の内・雨の抒情 山崎智門 58-59
 弱き心 神岡秀夫 59
<映画>
 東洋の母 60
 オールサウンド 初恋の春 蒲田 61
 新興キネマ 侠艶録 62
新年推薦十三人集
 輪舞のやうな降誕祭 都詩華瑠 63
 蜘妹の糸 むろ・あけみ 63-64
 自画夢 春野武美 64
 庭 鈴木柳蛙 64-65
 種子を蒔く秋 和蘭陀船銀八 65
 一夜の温突 武田笛秋 65-66
 敦賀音頭 吉川芳朗 66
 太田小唄 中村助太郎 66-67
 栃木町音頭 塩沢仁三郎 67-68
 山の哀愁 鵜沢静緒 68
 ゆふがほ 源静 68-69
 秋朝悲唱 青木青磁 69
 胸の蝶 飯塚利市 69
新年特選歌集 70
 真清水澄猪 八木劒太郎 塚山蘆夫 都詩華瑠 硲萬里春 草村麗子 式秘慧 綾水辰美
愛と死と 浅原六朗 71-79
夜道 武野藤介 80-85
<読者文芸欄>
 詩 西條八十選 86-91
 短歌 茅野雅子選 92-93
 小唄 西條八十選 94-99
 小曲 西條八十選 100-103
東京・神戸・京都・大阪支部便り 104-105
 山崎智門 山本紅児 浅見勝治 吉川芳朗
蝋人形の家 106-110
編輯後記 112

●第五巻第二号(二月号)一九三四年二月一日発行
表紙・カット 河野鷹思
扉・目次・カット 古家新

口絵(アルプスにおけるスカイ・ジャンピング他)
産声 西條八十 4-5
我見た 福田正夫 6-7
創作漫談 加能作次郎 8-12
文楽人形 今井邦子 13
接吻の記憶 楢崎勤 14-19
冬の恋情 山本華子 20-23
娘ごころ 西條八十 24
旅のおぼろ夜 西條八十 25
肥前長崎 西條八十 26
母の夢「東洋の母」主題歌 西條八十 27
赤封印物語(3) アルフレツド・ヴイニイ作 大沢寛三訳 28-31
伯林行──加納百里君の日銀伯林駐在員となるを送る──江尻梢人 32
文芸王国訪問記(5) 尾崎士郎氏との一間一苔 寺野譲二 33-35
投書家立身物語 屈痴繰 36-40
秘めた恋 本間稔作詩 徳山璉作曲 41
練兵場の日暮 折井千一 42
生きるタミ 秋田素貝 43-46
夜の女 藤沢美子 46-49
蝋人形推薦詩集
 雨の日(詩) 塩沢仁三郎 50
 早春の詩(詩) 青木青磁 叩-51
 冬(詩) 和蘭陀船銀八 51
 だれ(詩) 保永正治 51-52
 郷愁譜(詩) 籠手田敏子 52-53
 花詩集(詩) 石橋行 53-54
 逝く秋の譜(小曲) 山田青路 54
 友よ(小曲) 清水紀子 55
 さざんか(小曲) 夢真沙子 55
 あきらめ(小曲) 霞宵 55-56
 紫の花(小曲) 秋野かず意 56
 椿の花のように(小曲) 石川芳成 56−57
 白鳥スケートそんぐ (小唄) 白須肇 57
 雲仙紅葉小唄 (小唄) 汐木舷也 57-58
 天龍船唄(小唄) 袖浦尋 58-59
 道頓堀ラプソデー(小唄) 吉川芳朗 59
 白鷺城祭(小唄) 木村滝太郎 59-60
 四ツ橋喋子(小唄) 田川峰城 60-61
 トロイカの歌(童謡) 滝口さとし 6-‘62
 ブランコこぐ人(童謡) 夢千也 62
 秋が来た(童謡) 阿部圭一郎 63
二月特選歌集 64
 田端種和 松村美生子 保永正治 松島芳香 藤沢美子 西村睦美 渚愁路 佐藤東助
<読者文芸欄>
 詩 西條八十選 65-72
 小唄 西條八十選 73-80
蝋人形・募集・こんと集
 夜更の街 守田かほる 81-82
 或日の感情 法師円太郎 82-83
 思慕 紅芙蓉郎 83-84
クロロフォルム 和蘭陀船銀八 85-86
 短歌 茅野雅子選 87-89
 小唄 西條八十選 90-96
童謡 西條八十選 97-101
小品 加藤憲治選 102-105
蝋人形の家 106-111
編輯後記 112

●第五巻第三号(三月号)一九三四年三月一日発行
表紙・カット 河野鷹思
扉・目次・カット 古家新

口絵(どれがどこの国民ですか?他)
美しき夢 西條八十 2-3
私の愛唱詩歌句 龍膽寺雄 4-8
春菊 正富汪洋 9
詩形の前進 世田三郎 10-12
現代ドイツ文学考(2) 逸見廣 13-16
箴言 長田恒雄 17-18
小品 五十嵐二郎 18-19
ロケット 門田穣 19-20
貴妃生誕の日/殿春の書 川城羊丘 20-21
続・或る人に 大木千代子 21-22
アルチウル・ランボウ伝(6) 大島博光 23-26
さざんか 夢真沙子作詩 徳山項作曲 27
ゴオチエのハイネ観 加藤信也 28-32
新人六人集
 絵図 山路百合子 33
 捧ぐる詩 山本紅児 33-34
 欲しきもの 不二城キクコ 34
 闇に求む 原龍司 35
 ひと〜き 淡路純子 35-36
 蓬へぬ夜 田中金治 絹
フランス祭をめぐつて 木村康彦 37-39
ヴェニスの旅──藤原義江氏の為めに── 西條八十 40-41
他国の月──藤原義江氏の為めに── 西條八十 42-43
蝋人形推薦十二人集
 三月-僕達の青春頌(詩) 都詩華瑠 44-45
 男の詩(詩) 廿五才なる我に与ふる 青木青磁 45
 雨(詩) 岸本弘郎 祁-46
 波止場の秋(詩) 石橋行 46
 旅人の唄(小曲) 硲寓里春 46-47
 春は来たれど(小曲) 滝川静湖 47
 指(小曲) 飯塚利市 48
 道(小曲) 島九太郎 48
 九州音頭 (小曲) 東禎二  49
 春の渡り鳥(小唄) 田子要吉 49-50
 弥次喜多道中(小唄) 青木谷彦 50-51
 現代愚痴音頭(小曲) 吉田邦治 51
三月特選歌集 52
 堀正三 美弥魔沙雄 秋丘よし美 田中輝雄 伊藤たづ 井田京二 宇都宮茂麿 武蔵野日出男 伊東利夫
大咲浪 小咲浪──西條氏との高萩紀行── 江尻梢人 53-58
西條先生と大阪の話 木村康彦 59-61
東京支部第九回例会報告 長岡りん子 61
そよ風の吹く田園 尾崎士郎 62-67
私生児の手記(入選) 横山不沙子 68-73
その友だち 矢田津世子 74-79
<読者文芸欄>
 詩 西條八十選 80-85
 小唄 西條八十選 86-90
 短歌 茅野雅子選 91-93
 大阪支部詩話会 94
 京都支部一月例会 川上秋良 94
 神戸支部第十回月次会 山本紅児 95
 東京支部第十回例会報告 阿部圭一郎 95
 小曲 西條八十選 96-99
 童謡 西條八十選 100-103
 小品 加藤憲治選 104-107
蝋人形の家 108-111
編輯後記 112

●第五巻第四号(四月号)一九三四年四月一日発行
表紙・カット 河野鷹思
扉・目次・カット 古家新

口絵(ポール フォールの為のふらんす祭り他)
わが友ポール・フォールに寄す 西條八十 2-13
詩王ポオル・フォルと日本 柳澤健 14-17
雀の詩二 前田鉄之助 18-19
春の階段 生田花世 20-22
現代ドイツ文学考(3) 逸見廣 23-26
アルチウル・ランボウ伝(7) 大島博光 27-31
道 島久太郎作詩 徳山璉作曲 32
墓 稲垣恒子 33
丘 島田磐也 34-35
都会の哀愁 小林英俊 35-36
海響 越智弾政 36-37 
風鈴 イワン・ブウニン 加藤信也訳 37-38
川路柳虹氏に詩を訊く K・Y・生 39-41
巴里音頭 西條八十 42-43
恋は窓の下で 西條八十 44-45
西條八十著「近代詩の鑑賞」に就て 門田穣 46
新人八人集
 流木/病床の冬 むろ・あけみ 47
 五月散策 久保八十男 舶
 疑惑 原龍司 48 49
 その朝 淡路純子 49 紺
 屋根の猫 (童謡) 神岡秀雄 帥
 なんとせう節 (小唄) 田中金治 叩 H
 愛国音頭 (小唄)
 厨のうた (短歌)
 山本紅児 H・光
 山路百合子 ㌍
<映画>
 月よりの使者 門
四月推薦二十人集
 波斯模様をした朝の風景 都詩華瑠 54-55
 コスモスのなかの校舎 石橋行 55
 春の電鈴 春野武美 55-56
 花あるひは鳥たちが春をきかせた 松尾修二 56
 煙草の生活 岸本弘郎 56-57
 悔恨 草丘すばる 57
 馬子の唄…新追分として… 清水須恵孝 57-58
 欺き渡鳥 白須肇 58
 島根音頭 中村助太郎 58
 蒼穹晴れて 平手敏夫 59-60
 皇子の初春 鮎まなぶ 60
 丹下左膳の唄 神保比沙雄 60-61
 ふみ子に 渡辺春輔 61
 月に嘆けば 花田都夫 61-62
 幽情譜 森三郎 62
 落葉 大石静雄 63
 わかれの丘 南海詩図歌 63-64
 晩春夜賦 社芙蓉子 64
 木馬のゆめ(童謡) 滝口さとし 64-65
 ピヨピヨひよこ(童謡) 保永正治 65
四月特選歌集 66
 菊池勇八 港ひろみ 東海白石 伊藤幹次 大前一三 槍山龍江 中村助太郎 茅上まゆみ
瓜畦の唄 浅見淵 67-72
装飾音符 北村秀雄 73-78
<読者文芸欄>
 詩 西條八十選 79-84
 小唄 西條八十選 85-90
 短歌 茅野雅子選 91-93
 小曲 西條八十選 94-98
 童謡 西條八十選 99-103
 小品 加藤憲治選 104-107
蝋人形の家 108-11
編輯後記 112


●第五巻第五号(五月号)一九三四年五月一日発行
表紙・カット 河野鷹思
扉・目次・カット 古家新

口絵(五月のメロディ他)
モンマルトルとモンパルナス 藤田嗣治 2-5
別れ煙草 西條八十 6-7
失はれたる船 佐藤惣之助 8-9
逝ける宮島新三郎の点描 細田源吾 10-15
銀座柳ぶし 時雨音羽 16-17
アルチウル・ランボウ伝(8) 大島博光 18-22
POESIE 滝下繁雄 23
春の書架/哀吟 間司恒美 24-25
快楽/花祭頌 川城羊丘 26-27
春らんまん 人気作曲家は語る
 ビクターの佐々木俊一氏 木村康彦 28-30
 江口夜詩さんと自動車に乗つて 門田穣 30-33
夜雨先生のプロフィル 砂丘草一 34-36
大阪支部第二回詩話会 西村睦美 36
月に嘆けば 花田都夫作詩 徳山璉作曲 37
四日市音頭 西條八十 38-39
伊豆長岡あやめ音頭 西條八十 40-42
春のレヴュウをスナップして 水守三郎 43-46
新人七人集
 階段 原龍司 47
 掌/森林 山崎智門 47-48
 まひる 牟婁暁美 48一49
 忘我の詩 山本紅児 49
 花吹雪 山路百合子 49−50
 破局 淡路純子 50-51
 想ひ 田中金治 51
封切の蒲田映画 Y・R生 52-53
五月推薦十八人集
 椿の森のおもひで 和蘭陀船銀八 54-55
 病床 籠手田敏子 55
 晩冬風物 青木谷彦 55-56
 おもい出づる「青」 青木青磁 56
 春の野 堀尾学人 56-57
 酒場ぐらし 白須肇 57−58
 楠公音頭──建武中興六百年に因みて── 青木谷彦 58
 隠岐音頭 宮田隆 59
 心斎橋ラブソング 吉川芳朗 59-60
 春の佐世保 かま公英 60-61
 思ひ出 飯塚利一 61-62
 窓 高田明 62
 ゆくあき 百瀬寵児 62
 木蓮 福沢武夫 63
 君を想ひて みいこ・さはう 63
 アメリカ、インディアンの踊り 松尾修二 63-64
 ばらの芽 源静 64-65
 支那のお正月 成田しづ朗 65
五月特選歌集 66
 柴田勇 伊東利夫 金垣比沙志 谷としぢ 稔愁治 篠塚彬 森田美津子 田坂幹枝
支部だより
 第二回蝋人形関西読者大会予告 67
 京都支部三月例会報告 田中金治 67
 神戸支部第十一回例会 山本紅児 67-68
 福島県支部第一報──御挨拶に変へて── 68
創作
 椿娘 大田洋子 69-68
 異人墓地の薔薇 露木陽子 74−78
<読者文芸欄>
 詩 西條八十選 79-85
 小唄 西條八十選 86-91
 小曲 西條八十選 92-96
 短歌 茅野雅子選 97-99
 童謡 西條八十選 100-103
 小品 加藤憲治遺 104-107
蠟人形の家 108-111
編輯後記 112

●第五巻第六号(六月号)一九三四年六月一日発行
表紙・カット 河野鷹思
扉・目次・カット 古家新

口絵(六月の味覚/モダン風景二題他)
春の門 室生犀星 2-3
ゴム製品二種 萩原朔太郎 4-8
横山不沙子さんの死 西條八十 9-12
水郷の旅 安成二郎 13
流行歌に寄せて 時雨音羽 14一17
アルチウル・ランボウ伝(9) 大島博光 18-22
休息 丹野正 23
紐育のジョニイ 村木亜夫 23-24
或る風景 島田磬也 25-26
疑問符 稲垣恒子 26-27
挿話 小林英俊 27
私の描く西條八十像 古家新 28-31
花形歌手との漫間漫答
 勝太郎さんと五分間 牧史郎 32-34
 仮面のミス・コロンビア 稲田今日介 35-38
新人七人集
 広告片 久保八十男 39
 雨のたそがれ/老母と養子 牟婁暁美 39
 泥濘 原龍司 40
 ひばな 淡路純子 41
 祝宴 山本紅兒 42
 ある断面 山崎智門 43
 愛しきもの 山路百合子 44
マドロス哀歌 黒戸糸坊作詩 徳山璉作曲 45
西條八十小唄集
 勝太郎おけさ 46
 はてなき旅 47
 伊賀上野音頭 48-50
 恋のお七 51
六月推薦十六人集
 書 楡愁治 52
 幼日──或日ふと竚んだ香い日の記憶── 籠手田敏子 53
 A・C・D・E・F・G 篠崎栄一 54
 碧緑にみちてゐる海港風景──東遊園地の六月── 都詩華瑠 54
 睡毛から覗く祝福の行進曲 石塚乙女 55
 春雨慕情──正司貞子に── 青木青磁 56
 旅人の唄 春野武美 57
 をはりの恋 葦原敬三 57
 旅路の春 田中亭多路 58
 女 月丘真砂 58
 アルプス音頭 松尾修二 59
 浪花天神祭の唄 吉川芳朗 60
 百丈くづし──山田長政の唄── 青木谷彦 61
 田村三春をどり小唄 岡登志夫 61
 おぼろ月夜に 出流川きよ詩 63
 雲雀よ雲雀 野口家嗣 63
<映画>
 牧逸馬原作 地上の星座 松竹 64
六月特選歌集 65
 東海白石 森泰三 保永正治 串田さだ子 松村潤 加藤嘉保 宇田公三 ゆめ・ちあき
君弥の話 川崎長太郎 66-72
居留地の墓 木村康彦 73-77
<読者文芸欄>
 詩 西條八十選 78-84
 小唄 西條八十達 85-90
 短歌 茅野雅子選 91-93
 大阪支部ピクニック 93
 小曲 西條八十選 94-98
 童謡 西條八十選 99-102
 小品 加藤憲治選 103-106
蠟人形の家 107-111
編輯後記 112

●第五巻第七号(七月号)一九三四年七月一日発行
表紙・カット 河野鷹思
扉・目次・カット 古家新

口絵(山上の雲 藤平長蔵撮影 他)
破船 西條八十 2
薄明の暁に想ふ 福田正夫 4
学校 百田宗治 10
世界詩壇の現況(1)現代フランス詩壇の現状 山内義雄 12
卵の殻の動き 金子薫園 17
農民小説ノート──百姓ジョセフ・ヴオアザンの作品── 和田傳 18
音頭と私の感想──東京・さくら雨音頭からの── 三島一聲 22
Groupage 滝下繁雄 27
ファブロオ・ポエティク 丹野正 29
西條先生の『母の部屋』放送 木村康彦 30
楽壇出世二人男
 僕はピエロの徳山璉 寺野譲二 34
 百面相の藤山一郎 稲田今日介 37
新人六人集
 草にねむる 淡路純子 40
 白靴・秋 久保八十男 41
 黄昏 原龍司 42
 港の哀楽 山本紅兒 43
 白浜温泉小吟 牟婁暁美 43
 雁のくる夜 田中金治 44
しだれ柳 中村助太郎作詩 徳山璉作曲 45
銀座音頭 西條八十 46
黒船音頭 西條八十 47
気まぐれ涙 西條八十 48
当世詩人二重生活しらぺ 高輪蚊郎 49-54
不沙子を憶ふ
 とどかぬ手紙 哀しい追憶を不沙子に 秋野サチ子 54
 片貌 山崎智門 55
 チャコヘ書く 長岡倫子 56
 横山不沙子君の追想 青木青磁 56
 病床譜 横山不沙子 57
七月推薦十七人集
 重い木靴 都詩華瑠 58-59
 故郷哀詩 鈴木十良三 59
 田舎の春 青木谷彦 59-60
 ペスタロツチーを求めて 湯川せつ子 60-61
 微睡 石塚乙女 61
 祈り 大川静一 62
 田植音頭 宮田隆 62-63
 石山小唄 浅見勝治 63-64
 琵琶湖アレサ節 高津十期男 64
 白樺晴れて 松尾修二 65-66
 思ひ出の雲──飯塚利市氏に捧ぐ── 塩沢仁三郎 66
 ゆく青春 印南正夫 66
 さすらひびと 高田明 67
 故郷を想ふ 池田璉 67
 小手鞠の花一木純 68
 夕月 藤江美磋夫 68
 麦笛──病ひを得て田舎に養生する男の唄へる── 横内珂津夫 69
七月特選歌集 70
 内田夢宙 片山利八 空断刀露 都詩華瑠 市川はる江 西村睦美 清本専 堀江武
異邦人 北村壽夫 71-76
緑林の処女 山本華子 77-83
西條先生歓迎 詩話会の記 大阪支部 84
大阪支部 第四回詩話会報告 辻村朝月 84
京都支部 五月例会の記 浅見記 85
<読者文芸欄>
 詩 西條八十選 86-92
 小唄 西條八十選 93-98
 短歌 茅野雅子選 99-101
 小曲 西條八十選 102-106
蝋人形の家 107-111
編輯後記 112

●第五巻第八号(八月号)一九三四年八月一日発行
表紙・カット 河野鷹思
扉・目次・カット 古家新

口絵(蒲郡ホテルにおける西條主催他)
夏の夜の悦び 千家元麿 2-3
後日ノート/沼 加藤憲治 4-5
山の話 木暮理太郎 6-10
夏・山・高山植物──山日記から── 尾崎喜八 11-14
清涼 若山喜志子 15
世界詩壇の現況(2) 露西亜詩壇の現状 岡沢秀虎 16-20
死後 稲垣恒子 21
求めるもの──私は神を求めない、私が求めるものは、神のみこころ/喫茶室 間司恒美 22-23
恋の歌 丹野正 24
影 島田磬也 24-25
映街漫歩 岡部龍 26-28
雁のくる夜 田中金治作詩 徳山璉作曲 29
女流舞踏家訪問記
 実の王国に高田せい子さんを訪ねる 稲田今日介 30-32
 大学教授の藤蔭静江さん 木村康彦 33-35
西條八十・新作小唄集
 東京甚句(上) 36
 東京甚句(下) 38 
 また蓬ふ日まで 40
 納涼音頭 42
 恋のお七 45
蒲田最後の夏期映画 46
新興キネマ特作 男の掟 48
新人六人集
 夕暮──旅に在る日に── 籠手田敏子 49
 五月の田園 青木谷彦 49
 夕のうた 淡路純子 50
 春夢 原龍司 51
 花桐(短歌) 山路百合子 52
 片便り 山本紅兒 53
八月推薦十三人集
 海峡を想ふ 森伸樹 54
 〝H・l・J・K・L・M・N″ 篠崎栄一 55
 童画 塩沢仁三郎 56
 初夏の花束 浜洋子 56
 或る薄暮 和蘭陀船銀八 57
 ゆふぐれ 青木青磁 58
 蟹罐女工の唄 平城克郎 58
 波根小唄 中村助太郎 59
 お坑山音頭 相良瑛子 60
 マドロスおけさ 田子要吉 61
 須磨夜曲/雲州出雲 宮田隆 61
 ほほづき 聖夢路 63
 すりがらす 白水千代 63
八月特選歌集 64
 菊地義雄 小谷詩希兒 長谷執持 井上洋子 高木和夫 英阿抄子 宇田公三 きよ美
ピアノの鍵 武野藤介 65
距離 江口隼人 73
東京支部六月例会──横山不沙子さん追悼会を兼ね── 山崎智門生 78
神戸支部第十二回例会 山本紅児 78
京都支部三度び嵐山を探る 浅見勝治 79
大阪支部第五回詩話会 平手敏夫 79
<読者文芸欄>
 詩 西條八十選 80-85
 小唄 西條八十選 86-90
 短歌 茅野雅子選 91
 小曲 西條八十選
 童謡 西條八十選
 小品 加藤憲治選
蝋人形の家 107-111
編輯後記 112

●第五巷第九号(九月号)一九三四年九月一日発行
表紙・カット 河野鷹思
扉・目次・カット 古家新

口絵(九月の陽射/蟻人形の栞 他)
秋の夜の夢 西條八十 2-3
椰子林の道──熱帯詩篇より──/熱帯海 前田鉄之助 4-5
詩の回想(1)──明治大正詩壇の回顧── 川路柳虹 6−10
高架線のホーム 西村陽吉 11
世界詩壇の現況(3)ドイツに於ける即物主義の詩 附・リンゲルナッツとケストネル 中西大三郎 12-18
九月のデッサン 丹野正 19
早老嘆 小林英俊 20
相剋の紲/笛 島田磬也 21
北海放浪 松坂直美 22
秋光る時──日比谷公園エピソード── 生田花世 23-26
ほほづき 聖夢路作詞 徳山璉作曲 27
西條八十・新作小唄集
 豊橋音頭 28-29
 軽井沢音頭 30-31
秋のぶろろうぐ
 落葉模様 門田穣 32-34
 独芝居 山本華子 34
 仮面舞踏会 木村康彦 36 
新人七人集
 湖水──青木青磁氏に── 都詩華瑠 38
 雨の前 青木谷彦 39−40
 青いリボン 久保八十男 40-41
 ざんげ 淡路純子 41-42
 夜の別れ 牟婁暁美 42
 私の道 原龍司 43
 港街佳話 山本虹児 43−44
文壇出世作物語 高輪蚊郎 45-49
九月推薦十八人集
 瀟洒な虹の香勾のする結婚行進曲 石塚乙女 50
 ゆうぐれ 青木青磁 50
 ふるさとの思ひ出 西村睦美 51
 『O・P・Q』 篠崎栄一 52
 基数 廉島忠夫 52
 夏 松村美生子 53
 アイヌ風景 家喜やすひと 54
 豊年音頭 瀬川忠司 54
 明石ハイチヨ節 宮田隆 55−56
 東京おけさ 松尾修二 56-57
 上高地囃子 中川喜次郎 57-58
 木影──古野美によす── 昌玲子 
 はつ恋 西村睦美 59
 機場の午後──若き女エの歌へる── 飯塚利市 59−60
 昼の月 青芝港二 60
 あなた 森三郎 60-61
 春風そよ風こひの風 弧月冬子 61
 山百合 布戸詩津朗 61
九月特選歌集 62
 島藤萌子 渡辺一夫 雨宮澄之 橋本信蔵 菊池勇八 森源治 袖浦尋 東海白石 恩田葭穂 大前かず美
老牧師の死 小田嶽夫 63-67
踊子 如月敏 68-73
西條先生を迎へて記念撮影の記 福島県支部 74
横浜支部創立に就て 74-75
大阪支部ピクニックの記 西村睦美 75
神戸支部第十三回例会──観劇会── 山本紅兒 75-76
東京支部七月例会──二十二日、於新宿、エルテル喫茶店三階── 葦小路和郎 76
雑誌週間に際して 77
(読者文芸欄)
 詩 西條八十選
 小唄 西條八十選
 短歌 茅野雅子選
 小曲 西條八十選
 童謡 西條八十選 102
 小品 加藤憲治選 秋田素貝 堀田苗子 由利淑 晶玲子 桜木隆太郎
蝋人形の家 107-111
編輯後記 112

●第五巻第十号(十月号)一九三四年十月一日発行
表紙・カット 河野鷹思
扉・目次・カット 古家新

口絵(扇 東郷青児/太平洋 川端龍子/室内の女二人 藤田嗣治)
秋・是非 岡本かの子 2-3
青い鏡 大田洋子 4-6
内海の小物釣 岡田禎子 7-9
島に宿りて──旅中吟── 西條八十 10-11
手相 水谷まさる 12-13
世界詩壇の現況(4)アメリカ詩壇の現状 柾不二夫 14-18
子供 中村伊左治 19−20
父母 稲垣恒子 20-21
椰子の日曜日/故郷へ 丹野正 21-22
骸骨の秋 小林英俊 22-23
秋の落雷 島田磬也 23-24
詩の回想(2)──明治大正詩壇の回顧── 川路柳虹 25-30
山上花野 水町京子 31
あの頃の西條先生 木村康彦 32-34 
新人七人詩集
 風のたより 淡路純子 35
 炎熱 青木谷彦 36
 清純/まつよひ草 都詩華瑠 37
 横顔 牟婁暁美 38
 詩界 山崎智門 39
 魚譜 不二城キクコ 40
 道標 久保八十男 40-41
田中令三著「野晒」を評す 長田恒雄 42-44
西方稲吉著「寒流」を読むで 門田穣 44-46
月見草 白鷺隆作詞 徳山璉作曲 47
西條八十 新作小唄集
 浮かれがらす (佐々木俊一合作) 48-49
 踊ろぢやないか 50
 藤沢音頭 52-54
十月特選歌集 55
 鵜沢まさえ 弧月冬子 小川清 紅京子 岸純子 大前かず美
(映画)
 熱風 新興キネマ 56-57
十月推薦十八人集
 私と夕暮 青木青磁 58
 歳月の一章 伊藤重徳 59
 秋 春野武美 59
 〝R・S・T・U・V・W・X・Y・Z″ 篠崎栄一 59-60
 碧水の背景がある公園の風景──黄昏の浜町公園── 石塚乙女 61
 いろはにほへど 鹿島忠夫 61-62
 新名古屋音頭 白須肇 62
 日本甚句 高津十期男 64
 大島甚句 松尾修二 64-65
 隠岐追分 宮田隆 65-66
 湯の町娘 岡登志夫 66
 日暮れ峠 藤江美瑳夫 66-67
 いたどり 田子要吉 67
 わすれられない──ある女に代りて── 伊藤重徳 67
 弱いくせ 井上静谷 68
 こころ 林正美 68-69
 林檎哀唱 西村睦美 69
 おとめ 高田しづを 69
横浜支部創立第一回例会 70
神戸支部「第十四回例会」 山本紅児 70-71
大阪支部「第六回詩話会」 吉川芳朗 71-72
東京支部「八月例会」 二宮七太郎 72
蝋人形愛読者「世紀の青空」の会 72
あちらの海水浴城 群司次郎正 73-79
ハルトンの唄(入選) 北島思郎 80-84
(読者文芸欄)
 詩 西條八十選 85-91
 小唄 西條八十選 92-98
 短歌 茅野雅子選 99-101
 小曲 西條八十選 ヤ107
蟻人形の家 107-111
編輯後記 112

●第五巷第十一号(十一月号)一九三四年十一月一日発行
表紙・カット 河野鷹思
扉・目次・カット 古家新
口絵 (芒 西條八十他)

三つの断章(鐘/嘘/別後) 西條八十 2-3
秋のモノローグ 加藤憲治 4-5
晩秋の感情 窪川稲子 6-9
身辺雑事 西條八十 10-14
嫁ぎゆく人 杉浦翠子 15
詩壇時評 詩壇の現勢とその批判 喜志邦三 16-19
五月 滝下繁雄 20
トリック 丹野正 21
青い蜜柑 中村伊左治 22-23
森の乙女 村木亜夫 24
詩の回想(3)──明治大正詩壇の回顧── 川路柳虹 25-31
抒情詩人としての大木惇夫 加藤信也 32-35
不定期航路 32-35
西條八十・新作小唄集
 想ひやつれて 36-37
 ヤツトマカセ節 (土木建築音頭) 38-39
 行田音頭 40-41
西條先生に連なる記憶(1) 加藤憲治 42-44
新人五人集
 海原 籠手田敏子 45
 抒情二篇 牟婁暁美 45-46
 墓で 久保八十男 46-47
 秘密 淡路純子 47-48
 心の故郷 山本紅兒 48
(映画)
 映画時評 南部僑一郎 50-51
 世紀の青空 高田プロ新興キネマ合同作品 
 生きとし生けるもの 松竹キネマ蒲田 
世紀の青空の会の記 52
喜志邦三著「現実詩派」批評 加藤憲治 
十一月推薦十五人集
 父・骨 正谷祐輔 
 さようなら 吟玲児 
 秋のうれひ 植上八重子 57-58
 初秋の或る朝 加藤嘉保 58-59
 ゆふぐれ 塩沢仁三郎 59
 銀座ぶし 田子要吉 59-60
 棉摘み小唄 清水夢鳥 60
 名倉豊年踊の唄 白須肇 60-61
 九州音頭 (第三部) 北里悦雄 61-62
 木曾の唄 松尾修二 62-63
 故郷の秋に歌ふ 波々伯部武 63
 木の実によせて 鵜沢まさえ 63
 白樺 松尾修二 63-64
 麦笛 西村睦美 64
 秋 沖眞帆 64
十一月特選集 65
 山口清一 丘すみれ 森泰三 佐藤東助 丘多藻都 松村美生子 葛木和夫 佐智美  牧幽華 牧美砂子
爆音 逸見廣 66-72
雨 木村康彦 73-77
東京支部九月例会 二宮七太郎 78
京都支部九月例会 浅見勝治 78-79
9月 西條主宰消息抄 80
(読者文芸欄)
 詩 西條八十選 石塚乙女 青木青磁 岸本弘郎 松村美生子 北里悦雄 葦原敬三 森川靖夫 鵜澤まさえ 雨宮澄之 伊達山治正 紅麗院鶴之介 秋野サチ子 他
 小唄 西條八十選
 短歌 茅野雅子選
 小曲 西條八十選
 童謡 西條八十選
蟻人形の家 107-111
編輯後記 112

●第五巻第十二号(十二月号)一九三四年十二月一日発行
表紙・カット 河野鷹思
扉・目次・カット 古家新
口絵(十二月の街上他)

旅愁 西條八十 2-3
アンテナの下 平林たい子 4
菊 茅野雅子 7
一九三四年の決算
一九三四年の文学 世田三郎 8-11
一九三四年の劇界 北村喜八 12-14
航海の唄 門田穣 15
失意 大木千代子 16
詩の回想(4)──明治大正詩壇の回顧── 川路柳虹 17-22
本年度投稿詩について 加藤憲治 
クリスマス・プレゼント・コント集
 告知板の文字 武野藤介 26
 秘密 木村康彦 27
 面影 寺野譲二 28
 気紛れな機嫌 藤口透吉 29
 十二月掌篇 門田穣 30
巴里のレヴェイヨン 須藤武一郎 31
涙も楽し 柳水巴 35
北海道甚句 西條八十 36-37
朝鮮甚句 西條八十 38-39
一九三四年の流行歌界──青砥道雄氏に訊く── 稲田今日介 40-43
不定期航路 40-43
銀行員不安時代 中村助太郎作詩 徳山璉作曲 44
秋空 池田漣作詩 徳山璉作曲 45
六人詩歌集
 清酒な足跡を飾る秋と僕 都詩華瑠 46
 哀愁の画廊 淡路純子 47
 夕暮の時雨 牟婁暁美 48
 虚心 籠手田敏子 48-49
 冬の日の唄 久保八十男 49-50
 病床日記 山路百合子 50
文壇血縁物語 高輪蚊郎 51-54
<映画>
 映画雑記帳──最近の日本映画界──「花咲く樹」なみ子の巻 新興キネマ 岡田修一 56-57
西條先生に連なる記憶(2) 加藤憲治 58-60
十二月推薦十四人集
 冬 春野武美 61
 湖畔秋夢 伊良子佼児 61-62
 牛 和蘭陀船銀八 62
 楽浪に遊びて 秋野サチ子 63
 小笠原節 白須肇 63-64
 大阪そやそや節 吉川芳朗 64-65
 雲仙月見をどり 高津ときを 65-66
 佐渡甚句 松尾修二 66-67
 佐渡の金北山 瀬川忠司 67
 窓 田子要吉 68
 たそがれのみち 柴山啓児 68
 風鈴 池田虎彦 68-69
 秋空 飯塚利市 69
 秋の翳 家喜やすひと 69
十二月特選歌集
 市村文雄 森田けさじ 富士澪子 中川喜次郎 露會眞宵 根岸長三郎 光る噴水 70
白い花 寺崎浩 71-81
支部だより 82-84
(読者文芸欄)
 詩 西條八十選 85-90
 小唄 西儀八十選
 短歌 茅野雅子選
 小曲 西條八十選
 童謡 西條八十選
蝋人形の家 110-111
編輯後記 112

<国書刊行会『西條八十全集・別巻』による>

蝋人形

『蝋人形』1934年1月号
『蝋人形』目次 第14巻

●第14巻 第1号(新年号) 1943(昭和18)年1月1日発行

燃えあがる一億 西條八十 4-8
美しき夕暮に歌へる頌歌 前田鉄之助 9
万寿山の秋 佐伯郁郎 10
しぐれの記 城左門 11
生命ある種子 奈切哲夫 12
龍膽 龍野咲人 13
音楽に寄す 大島博光 14-15
対話の言葉──ポエジーとモラルの問題── 堀安夫 16-20
モンベルトに就て メラア・フアン・デン・ブルック 関口政男訳 21-28
大荊街の歌 繁野純 29
人々は持つだらう 中野鈴子 30
雨 清水達 31
厳粛なとき 村田和歌子 32
新しき年に書ける 竹内てるよ 33-35
現代と叙事詩 鈴木亨 36-39
詩部会総会印象記 伊沢弘史 40-41
一月号推薦
 新しき星 森谷喜生 42
 幽き花 川俣栄一 42
 吾は雑草の如く 池上之治 43
 渇ける心 佐藤初夫 43
 冬 武内辰郎 44
 水のほとりに 大村皓三 44
<読者文芸欄>
 詩 西條八十選 45-50
 小曲 西條八十選 51-55
編輯後記 56


●第14巻 第2号(二月号)  1943年2月1日発行

目次・カット 富山妙子
リルケの墓を訪ねて アリエット・オドラ 堀口大学訳 4
恢復期 村野四郎 6
時間 壷井繁治 7
ねむる時 大江満雄 8
オルフェウスに捧げる十四行詩(9)──ウエラ・オウカマ・クノープの墓碑銘として── ライナア・マリア・リルケ 関口政男 9-12
現代詩の古典性(1) 伊藤信吉 13-16
現代詩の方向──「愛国詩の在り方」に即して── 笹沢美明 17-19
碑 松本隆晴 20-21
さめてあれ 村上成実 22
咲き匂ふ三つの葩 石井健次郎 23
夏の装幀 真田喜七 24-25
雪の日 田中三乃留 26
石の庭 志村辰夫 27
若い詩人への手紙──詩についての感想── 阪本越郎 28-30
詩と音楽について 大島博光 31-34
詩集『抒情飛行』の高度 安藤一郎 35
くららに 花岡脩 36
献詩 楊明文 37
年輪──そよぐ樹木の歌より 積田太郎 38
一つの出発 小島直記 39
南へ寄する歌 浅木正三 40-41
追はるゝ星 菅原啓 42
落葉 武内辰郎 43
秋風のなかの歌 舟橋精盛 44
立ち去るもの 伊藤重徳 45
二月号推薦
 海よ 門司ミツル 46
 冷層 小中太道 46
 雪降りぬ 佐藤初夫 47
 冷たき唇に 水野徳好 47
<読者文芸欄>
 詩 西條八十選 48-55
編輯後記 56

●第14巻 第3号(三月号) 1943年3月1日発行

猛り行く勢 三木露風 4-5
神 フエルナン・グレエグ 西條八十 6−9
詩 ポオル・ヴァレリイ 新城和一訳 10-13
希臘詞華選の詩人たち 呉茂一 14-18
悟性の開花──美の秩序・序説── 奈切哲夫 19-23
春のさきぶれに──雪三題── 永瀬清子 24-25
生れ来る者に 石中象治 26
落日 吉野実 27
墓碑銘 曽根崎保太郎 28
鎮魂歌 山路百合子 29
詩人と神秘家(1) ロオラン・ド・ルネヴィル 大島博光訳 30-34
国民詩の前進 近藤東 35-38
或る午後の詩 東郷克郎 39
沈黙の座(ピエタに) 村田和歌子 40
太陽に捧ぐ 楊明文 41
冬 西田春作 42
愛情無限 松田達郎 43
三月号推薦
 丘に祈る 大村皓三 44
 冬の庭 小野礼 44-45
 三行詩二篇 古川一 45
 山羊 一木純之介 45
<読者文芸欄>
 詩 西條八十選 46-55
編輯後記 56


●第14巻 第4号(四月号) 1943年4月1日発行

目次・カット 富山妙子
舞踊詩二篇(防人/たけくらべ) 西條八十 4-5
たまゆら 深尾須磨子 6
山の湖畔の温泉町 田中冬二 7
春やがて 安西冬衛 8-9
ドイツに於ける「春」の詩と詩人 石中象治 10-14
愛国詩の本質 横山青娥 15-18
現代詩の古典性(2) 伊藤信吉 19-23
御光のもとに耕す歌 近藤武 24-25
夜の歌 大島博光 26-27
公園 関口政男 28
ひとたびは死ぬべく 土屋二三男 29
燭台のある丘 木村茂雄 30-31
噴水 武内辰郎 32
わたしは生きてゐる 積田太郎 33
詩人と神秘家(2) 口オラン・ド・ルネヴィル 大島博光訳 34-38
春の頌歌 小山田二郎 39-42
《橡の黄葉》の詩人への手紙 龍野咲人 43
「夏草」について 富士正晴 44
四月号推薦
 淡雪 井上三千夫 45
 きさらぎ 千野国雄 45
 短詩三章 木暮鷹雄 46
 影絵 河合幸男 46
<読者文芸欄>
 詩 西條八十選 47-54
編輯後記 55

●第14巻 第5号(五月号) 1943年5月1日発行

ばらよ、おそくも R・M・リルケ 堀口大學訳 4
冬の花 吉田一穂 5
志たがへる日に 阪本越郎 6
なつかしい時 竹内てるよ 7
旅愁 安藤一郎 8-9
廃墟 奈切哲夫 10
作品 山田岩三郎 11
間接表現と直接表現 主として西行と実朝にふれ、堀安夫氏におくる 大江満雄 12-16
ジャコモ・レオパルデイについて(1)──民族と詩人について── 古賀剛 17-20
石碑 繁野純 21
夜光蟲 花岡脩 22
花のころ 鈴樹昌 23
彼岸歌 青木力 24
征く友に 吉村博次 25
園丁の詩 楊明文 26
雪をふむ 北満の人に 晶玲子 26
蝶 清水達 27
雨沐 西田春作 27
夢殿 菅原啓 28
わが生の歌 末竹余四春 29
星と標本 龍野咲人 30-33
詩人と神秘家(3) 口オラン・ド・ルネヴィル 大島博光訳 34-39 
詩集「フィレンツェ」評──志村辰夫著── 東郷克郎 40
詩集〈かへり花〉に就いて 志村辰夫 41
詩欄
 詩 西傑八十選 42-47
編輯後記 48


●第14巻 第6号(六月号) 1943年6月1日発行

噫、山本元師 西條八十 2-3
牧人哀歌 イエイツ 山宮允訳 4-5
聖りの水 佐藤一英 6
行軍 滝口武士 7
天津 近藤東 8
展墓歌 野田宇太郎 9
朗読詩に関するノート 土屋二三男 10-11
詩と神話(1) ロオラン・ド・ルネヴイル 大島博光訳 12-17
ジャコモ・レオパルデイについて(2)──民族と詩人について── 古賀剛 18-23
聖歌隊 桑門つた子 24
春の風景画 石井健次郎 25
南の誘ひ 小島直記 26
転がりゆく石(ローリングストーン) 淡路純子 27
月光園 武内辰郎 28
陽炎 八篠冷子 29
南部の仏たち 井出則雄 30-34
『古典鑑賞』について──萩原朔太郎全集七巻 西尾洋 35
笹沢美明氏の青年性 近業「海市帳」を読む 高祖保 36
六月号推薦
 春画 岩野潤 37
 遠い日 千野国雄 37
 冬の夜 華丘なゝ代 38
 透絵 河合幸男 38
詩欄
 詩 西傑八十選 39-47
編輯後記 48

●第14巻 第7号(七月号) 1943年7月1日発行

戦ふ日本 三木露風 2-3
唄 ステユアル・メリル 西條八十 4-5
山本元帥悼追慕の歌 前田鉄之助 6
唐招堤寺 佐伯郁郎 7
旗の詩 平木二六 8
湖畔の宿 山本信雄 9
夜の歌 シュテフアン・ゲオルゲ 石中象治訳 10-11
現代詩の古典性(3) 伊藤信吉 12-17 
若き世代と国民詩 笹沢美明 18-22
五月の夜に 松本隆晴 23
オルフェオスに捧げる十四行詩(10)──ウエラ・オウカマ・クノープの墓碑銘として── ライナ・マリア・リルケ 関口政男訳 24-25
月光 曽根崎保太郎 26
並木路にて 吉野実 27
明るいそよかぜの 清水達 28
怒号 岩橋脩 28
光り 石川武司 29
もくげの花 松田達郎 29
詩と神話(2) ロオラン・ド・ルネヴィル 大島博光訳 30-34
詩集「水仙の名に」をめぐりて──龍野咲人著── 奈切哲夫 35
七月号推薦
 嫩葉 加藤須賀雄 36
 深き轍 市川和夫 36
 おんははさまに 伊藤信子 37
 人世 門司みつる 37
詩欄
 詩 西條八十選 38-47
編輯後記 48


●第14巻 第8号(八月号) 1943年8月1日発行

詩と生活 内山義郎 2-5
声と言葉 滝口修造 6-9
戦車行 岡本潤 10
田植 渡辺修三 11
死にして生を 竹内てるよ 12
燕/軽くなる 高祖保 13
夕暮と童子(こども) 木村茂雄 14
体温/貧者 龍野咲人 15
牧人懐旧篇 イエイツ 山宮允訳 16-18
詩と神話(3) ロオラン・ド・ルネヴィル 大島博光訳 19-25
永田助太郎訳『タイタイ昔話』をめぐりて 奈切哲夫 26
「聖火頌」に就て 武田喜代子著 長田恒雄 27
夜の唄 繁野純 28
斎場賦 楊明文 29
噴水の歌 岡田芳彦 30
わがひとにあたふ 吉村博次 31
少年 淡路純子 32
水中花 八篠冷子 33
平野 金秉旭 34
七月号推薦
 噴上げ 池上之治 35
 海原を征くもの 龍胆寺喬 36
 森蔭の墓 川野初夫 36-37
 薄明 益子和夫 37
詩欄
 詩 西條八十選 38-47
編輯後記 48


●第14巻 第9号(九・十月合併号) 1943年10月1日発行

詩の智巧 三木露風 2-3
国民詩の昂揚 安藤一郎 4-7
秋 深尾須磨子 5
宝石 竹中郁 6
手 壷井繁治 10
夢殿 平木二六 11
オルフェウスへの十四行詩(第二部) ライナ・マリア・リルケ 関口政男訳 12-13
現代詩の古典性(4) 伊藤信吉 14-16
詩と神話(4) ロオラン・ド・ルネヴィル 大島博光訳 17−21
一線──アッツ島の英霊に献ず──舟橋精盛 22
晩春 小島直記 23
葡萄 森三那子 24
至高のみもと 伊藤重徳 24
いづみ 松田達郎 25
小蟲 清水連 25
詩神 菅原啓 26
萩野卓司詩集「悲哀の門」について 池永治雄 27
九月号推薦
 無題 梁川清貧 28
 南十字星 高雄原蓮子 28-29
 苺──恩師へ捧ぐ── みよ子 29-30
 散華(南に戦死せる戦友に) 坪井岩夫 30 
 深夜の旅──第七── 三好順子 30-31
詩欄
 詩 西條八十選 32-39
編輯後記 40

●第14巻 第10号(十一月号) 1943年11月1日発行

学窓よ、さらば 西條八十 2-3
風の精 ポール・ヴァレリイ 新城和一訳 4
燦めき乍ら 奈切哲夫 5
芳荵 龍野咲人 6
伊勢路より 安西冬衛 7
波 木村茂雄 8
南方へ行く女に 土屋二三男 9
エルネスト・エローのことなど 片山敏彦 10-13
藤村詩集にふれて 大島博光 14-15
決戦下の詩人と詩──詩もまた武器である── 大島庸夫 16-18
美と倫理の書──安藤一郎氏の近著「静かなる炎」を読む 高祖保 19
シュエダゴン・パゴダ 花岡脩 20
秋風の唄 石井健次郎 21
風景 楊明文 22
いと高きところへ 岩橋脩 22
言なき歌 浅木正三 23

走馬燈 八篠れい子 23 
ひばり 志村辰夫 24
詩欄
 詩 西條八十選 25-31
編輯後記 32


●第14巻 第11号(十二月号) 1943年12月1日発行

学徒出陣におくる──勇みゆく教へ子── 西條八十 2-3
闘魂 前田鉄之助 4
秋花四聯 佐藤一英 5
波の音 大江満雄 6
野菊 竹内てるよ 7
アラカン断章──ビルマにて── 花岡脩 8-9
詩人の構へ 詩人の戦闘配置について 阪本越郎 10-12
今年度詩壇の回顧 長田恒雄 13-15
姿 内山義郎 16
紫陽花 武田喜代子 17
オルフェウスに捧げる十四行詩(第二部) ライナ・マリア・リルケ 開口政男訳 18-19
訪れは…… 吉野実 20
戦野を想ふ──兄へ── 末竹余四春 20
秋 吉村博次 21
大いなる歓喜に 滝川巌 21
金鐘漢著 詩集「たらちねのうた」について 楊明文 22
詩集「新しき朝」の位置──川野辺精著── 土屋二三男 23
十二月号推薦
 詩の掌──散華せる戦友に捧ぐ── 椎葉龍猪 24
 わが歩みの上に 佐藤正三郎 24-25
 「くちなは」 綾小路滋 25
 勝利 藤井文一 25
詩欄
 詩 西條八十選 26-31
編輯後記 32

<国書刊行会『西條八十全集・別巻』による>

『蝋人形』目次 第15巻

第15巻 第1号(新年号) 1944(昭和19)年1月1日発行

勝報 三木露風 1
全日本学徒の出陣を送る 西條八十 2-3
裸木 横山青娥 4
学徒出陣 佐伯郁郎 5
永続するもの フランツ・ヴエルフエル 片山敏彦訳 6
自らを戒むる歌 壷井繁治 7
南支那海 村上菊一郎 8
兵たちは前進してゐる 木村茂雄 9
国民的情熱を体感せよ 川路柳虹 10-11
詩歌の運命──ポエジーとモラルの問題── 堀安夫 12-16
リルケについて 奈切哲夫 17-18
凍れる泉 松本隆晴 19
新しき歌 菅原啓 20
般若心経 瀬川忠司 20
十月の林 清水達 21
夕べに 淡路純子 21
吹雪のみちで 武井つたひ 22
新年号推薦
 落花──アッツ島の英霊に献ず── 坪井岩夫 23
 ははそは 大石真人 23
 はげましの詩 筑波実 24
 窓辺 武内七重 24
詩欄
 詩 西條八十選 25-31
編輯後記 32


第15巻 第2号(二・三月合併号) 1944年2月1日発行

泉 R・M・リルケ 堀口大学訳 1
疎開/逝く人多くして/別杯/声 西條八十 2-3
民族の誓詞 横山青娥 4
早春 村野四郎 5
征途に上るを送りて 大島庸夫 6
寒に歌ふ 門田穣 7
我、光りにしたがひて 山田岩三郎 8
秋の歌 大島博光 9
国民詩について──源泉思慕── 大江満雄 10-12
詩人の位置──ルネヴイル「詩的体験」について 龍野咲人 13-15
障子 木村茂雄 16
伝承の鎖──胎児へ与える── 曽根崎保太郎 17
感触 龍野咲人 18
夜の唄 川野辺精 18
砂漠の歌 繁野純 19
別れの歌 吉野実 19
夜の汽車 土屋二三男 20
受胎 楊明文 21
詩及詩人の決戦態勢 近藤東 22-23
戦争と詩 鈴木幸夫 24-25
あらかん神話──序章── 花岡脩 26
天の秋 舟橋精盛 26
十四行詩 菅原啓 27
白い水仙 八篠冷子 27
訣別の詩──決戦の空に急ぐ征途の遺書として── 谷玲之介 28
短詩苑 石井健次郎 28
黒髪 松田達郎 29
春のぞむ 田中正春 29
和らぎの里に 伊藤重徳 30
軍神と生魂 石川武司 31
(読者文芸欄)
 詩 西條八十選 32-38
編輯後記 39

(この号で戦争のため休刊)

<国書刊行会『西條八十全集・別巻』より>
博光が眼の覚めるように美しい追悼詩「不思議の床」を捧げた五十嵐二郎は博光より二歳年上の「蝋人形」同人でした。<五十嵐二郎 明治三十八年四月三十日新潟県南蒲原郡下條村に生る。早大英文科卒。『聖杯」「東方詩派」など次から次へと発刊したけれど皆中途にて廃刊す。「蝋人形」同人。東京市世田谷区松原町一ノ三>(「蝋人形」昭和11年1月号 全国詩人録)
「蝋人形」昭和11年3月号のグラビア写真「東京支部かるた会」では西條八十、大島博光、門田穣らとともに最前列に並び、名前が記載されており、有力な同人だったようです。

かるた会
「蝋人形」東京支部かるた會(昭和11年1月 新宿・十二社)
前列右より一人おいて五十嵐二郎、大島博光、加藤憲治、西條主宰、門田穣の諸氏。

また五十嵐二郎は火野葦平、丹羽文雄、寺崎浩、新庄嘉章らと早大英文科時代の同期で、同人雑誌を一緒にやっていた、特に親しかったひとりと火野葦平が書いています。(ご子息 五十嵐雅郎氏のエッセイ<作家火野葦平先生の「河童の絵」>)
 不思議の床
    ─五十嵐二郎の霊へ─

                        大島博光

透きとほる水の頬 虹の眼
燃ゆる倦怠 火の怒り
夢みしものの美しさゆゑ
はや如何なる救ひもなく
君 不思議の床にそそり立つ

雪花石膏(アラパスタア)のうちなる内出血
いま褪せることなく君の眼を染める

   ★

よき聲らよき眼らみな去りゆく
ひとり耐えることの難きかな
されど耐えんかな耐えんかな耐えんかな
かたみに去りゆきて夢にもどりくるもの美しければ

(『蝋人形』1941年、『大島博光全詩集』)

 松本隆晴氏は戦前の蝋人形の時からの博光の友人で、彼が博光に送った資料が保存されています。早逝の詩人・中将愛星の思い出を松本隆晴氏が信濃毎日新聞に書いていることを以前紹介しました(「葦笛よりも美しかった中将愛星」)。中将愛星について知りたくても記載したものは殆んどありませんので、この文章は貴重です。あらためて全文を紹介させて頂きます。

   ◇    ◇    ◇    ◇ 

 中将愛星の死
                松本隆晴 
詩魂のさえに驚嘆
願望の象徴とし今も心に

 僕が中将愛星の名前を覚えたのは、蝋人形に投書を始めた頃である。詩欄に、小曲欄にいつも載っていたその名前は、推薦詩のページに移り、やがて準同人に、そして同人へと目覚しい躍進振りを示して僕をうらやませがらせたものだ。その中将愛星と初めて巡り会ったのは、大島博光と一緒に西条先生のお宅にいた時のことである.大島が伊藤寛之君すなわち詩人中将愛星だよと紹介してくれたのである。なんと彼は早稲田大学の政経科の学生であった。だから彼の名前を僕が蠟人形の投稿欄で知ったのは、まだ彼が中学生の頃なのである。
 その早熟というか、天才というか、すばらしい詩魂の冴えに僕は驚嘆して彼を見つめた。文学の世界には時折このような存在を生み出すことがあるらしい。彼は中学生時代には病気で休学したこともあったというが、その当時は肩幅広く背も高く、整ったその顔はギリシャ彫刻に日本人の色をつけたようであった。初対面で握手を交わした僕たちは忽ち意気投合した。僕が彼の無類の躍進をうらやましがっていたのに、彼はまたひそやかに僕の作品にひかれていたと言うのである。三人はそのまゝ新宿へくり出して、大ジョッキで乾杯し、光輝ある出会いを祝した。それからというものは、僕が東京へ出るたびに彼は僕の前に現れて、影の形に添うような関係になったのである。

 その頃の彼は一方では<火冠>という同人雑誌に小説を書き続けていたが、詩作の方も花々しく、早稲田の第二の校歌と言われた<若き学徒の歌>も彼の作であり、西条先生も彼には随分望みをかけておられた。
 その彼が昭和十五年も終わりに近いある朝、突然下宿で喀血して倒れたのであった.その知らせに僕たちは驚いたが、誰もが彼のたくましい体力による恢復を信じていた.しかし、その後三ケ月もたゝない、昭和十六年二月十九日に彼は忽然としてこの世を去ってしまったのである。極度に進行の速い結核であった。信じられないできごとである。早稲田大学の構内には彼の死をいたむ大きな幕が掲げられたという。
 蠟人形には西条先生の哀切極まりない弔辞が載った。今私の手もとには彼が倒れる数日前にくれた一枚のはがきが残っている。小説を書いているという消息の次に、「貴兄はいかゞ。相変らず土地は変れど姿は同じで、痛快児ぶりを発揮しておられることゝ思います。先夜は久し振りで愉快な夜でした」と言い、また近いうちに会いたいと結んであるそのことばには、死の予感など少しもありはしない。
 その頃の彼はしゃれた形のジャンパーを着て、大きく肩を振りながら街を歩いた。十五年の十一月に、彼と最後に新宿で別れた時のことが、不思議なほどに今もありありと心に残っている。駅の前で手を握って別れて、歩き出した僕のうしろから、また「松本さーん」と呼ぶのである。振り返った僕の目に、街角に立って片手を上げている、ジャンパー姿の彼の姿が映った。ジャンパーは風に大きくひるがえり、あたかも彼の姿を空へ引き上げようとしているように見えたが、本当に彼はそのまゝ空の彼方へ去ってしまったのである。
 会って語った時間は短かかったけれども、その心の触れ合いは深かった。彼は今でも僕の心の中に留まって、僕に語りかけている。「松本さん、また飲もうね」と。またしても僕は人の出会いというものの、神秘なカを思わずにはいられない。中将愛星という名前は、人がその若き日に、より純粋に、より美しく生きようと願う、切なる願望の象徴として僕の中に生き続けているのだ。
 大島博光は、かってアンドレ・ブルトンがその友ジャック・ヴァシエの死に際して贈った哀悼のことばを、そのジャック・ヴァシエの名前の部分を中将愛星という名前に変えて、その死を悼んだ。
 「世には特に唯弔文のためにのみインク壷の中に咲く花がある。彼は私の友人であった。彼は中将愛星であった」と。大島と僕は、いつも三人で飲んだホールでジョッキを挙げて彼の冥福を祈りながら言ったものだ。「まさしく彼は葦笛よりも美しい男だったね。」
 日支事変という名で始った日本の中国への侵略戦争は、激しい中国人民の抵抗と、諸外国からの非難の中で、既に五年目を迎えて次第に泥沼の様相を呈していたし、ヨーロッパではナチスドイツ軍が、その強力な機甲部隊の電撃作戦でポーランドに侵攻し、フランスは既に敗れ、数万の若者たちは、あるものは国外に移り、あるものは地下に潜行して、果敢な抵抗の戦いを始めようとしていた頃である。新宿の夜の街に、既にネオンの灯は消えていた。(まつもとりゅうせい=詩人、前長野市篠ノ井東中学校長)

<松本隆晴「思い出の日々 懐かしい人々(14)」信濃毎日新聞 1976年>

 耳は夢みる

雪雲にぶき光の下
埋れ木ひとつ横たわる

黄昏流れよりて
冷たき水もて浸せども
暗く虚ろなる幹の中に燈火ともらず
絶望の重さもて埋れ木は横たわる

凍りゆく闇の中
まなこ閉じ盲いつつ
わが耳は夢みたり
水のなか縫う檸檬いろの火の蛇を

ほのぼのたる葦笛の音となり
鳴りひびき泳ぎゆくを

黒き水のなか埋れ木は立ち上る

(「蝋人形」1940年)