マンション住まいの方を訪問して診察していると「花のワルツ」の軽やかなメロディが流れてきました。
「楽しくて大好きな曲が聞けるなんて嬉しい!」というと「いつもCDをかけているんです」と奥さん。「先生は家で聴いているんでしょう?バレエは見に行くんですか?」とナース。「いやー、CDの機械は押入れの中。聴くヒマもないし、音を鳴らすのは家の人に気兼ねするし・・・。バレエも見たくてたくさん録画したけど、見るひまないなー」
続いて懐かしいプロコフィエフが流れてきました。「あら!『キージェ中尉』ですね。子供の頃、家でよく聴いたんです。これも大好きです」昔のことがなにとなく思い浮かんで胸が熱くなりました。⇒
音楽と絵画のなかで豊かな時を過ごす高齢のご夫婦でした。
「楽しくて大好きな曲が聞けるなんて嬉しい!」というと「いつもCDをかけているんです」と奥さん。「先生は家で聴いているんでしょう?バレエは見に行くんですか?」とナース。「いやー、CDの機械は押入れの中。聴くヒマもないし、音を鳴らすのは家の人に気兼ねするし・・・。バレエも見たくてたくさん録画したけど、見るひまないなー」
続いて懐かしいプロコフィエフが流れてきました。「あら!『キージェ中尉』ですね。子供の頃、家でよく聴いたんです。これも大好きです」昔のことがなにとなく思い浮かんで胸が熱くなりました。⇒
音楽と絵画のなかで豊かな時を過ごす高齢のご夫婦でした。
9日のFM放送でブラームスの交響曲第1番を放送していました。(ティーレマン指揮、ドレスデン国立管弦楽団)素晴らしかったです。感動しました。(とくに第4楽章第1主題)壮大な広がりと鮮やかな音のきらめきがあり、音楽の美しさ・喜びを共有したいという演奏者の意志が伝わって来て、最高の演奏だと思いました。会場の聴衆も演奏者も陶然としたのではないでしょうか。偶然、車の中で流れてきたのですが、美しさにうたれて車を止めて最後まで聞き入ってしまいました。
だいぶ前にシャルル・ミュンシュ指揮、パリ管弦楽団による有名な演奏を聞いていたとき、ブラームス大好きの静江が「第1番はシリアスなのよね」と。(自分の葬式の時は第4番を流してくれと遺言していました)たしかに重くて聴くのにエネルギーがいる曲かも。
だいぶ前にシャルル・ミュンシュ指揮、パリ管弦楽団による有名な演奏を聞いていたとき、ブラームス大好きの静江が「第1番はシリアスなのよね」と。(自分の葬式の時は第4番を流してくれと遺言していました)たしかに重くて聴くのにエネルギーがいる曲かも。
プロコフィエフのサンフォニーのような詩を書きたいね
<プロコフィエフを聴きながら>
このサンフォニーに比べて詩は小さいなぁ
シューベルトの歌曲は小さいけれど サンフォニーに負けないような大きさを持っているね
シューベルトのCDあった?
テノールよりバスのディスカウのほうがいいんだよ 『グーテナハトお休みなさい』
中身が無い? うちではよくそういうことがあるんだ
<シューベルトの歌曲>
結核で寝てた時にすることが無いから レコードで聴いていたんだよ
この間テレビで見て涙が出たよ 青春時代を思い出して
外は燈火管制で飲み屋で四~五人で ベートーベンのカルテットをハミングしたものだ
みんなレコードで聴いて覚えているからね
文学はアラゴンのような前衛的なものを好んだけれど 音楽はね シューベルトだったり
戦後はロシア民謡だよ 芸術はまた時代の反映だね
あの頃は喫茶店があってさ 音楽を聴かせる そういうところへ行っていれば
聴くじゃない ベートーベンがはやっていたんだよ エロイカがね
<オペラ「カルメン」の「愛は気まぐれな鳥のように」をCDで聞かれ口ずさまれる>
jamais jamais ・・・ amour!ってね L'amour est un oiseau rabelleじゃじゃ馬だってことだ 誰が歌ってるの? へぇー
<テレビでヴェルディが引退した音楽家のために建てた家が紹介され>
「この家もそんな素敵さがありますね」
どこが? こんな取り壊し寸前の家 新宿かなんかにあるなら まだしも
前は畳だったんだよ マダムは先見の明があるね 洋間にして 今だったら もう立ったり座ったりできないもの
ヴェルディじゃなくて ベルガモ出身の有名なイタリアのオペラの作曲家いるでしょ?
あんまり有名だからかえって出てこない 何て言ったかな? プッチーニ?レスピーギ? 違う オペラの作曲家 (ドニゼッティ?)
<ラ・マルセイエーズを歌いながら散歩>
あなたラ・マルセイエーズ(の歌詞)を知らないの?! フランスびいきともあろう者が
歌えないなんて 後で書くよ
「ラ・マルセイエーズ」だよ いいねぇ
日本の「君が代」とちがって あれは奴隷の歌だよ
「レ・ミゼラブル」もう一度見たいねぇ 音楽が 何と言ったっけ? 水車小屋のを作った
そう シューベルトの行進曲なんだよ こんなのがあるのかと思って
二00四年十月二十三日
<ジュリエット・グレコのリサイタルでアラゴンの「薔薇と木犀草」を歌っていました>
革命の詩が文化として伝統に生きているわけだ それがフランスなんだね(*)
いいものを聞いたね 見に行ったね
(尾池和子「大島博光語録})
<プロコフィエフを聴きながら>
このサンフォニーに比べて詩は小さいなぁ
シューベルトの歌曲は小さいけれど サンフォニーに負けないような大きさを持っているね
シューベルトのCDあった?
テノールよりバスのディスカウのほうがいいんだよ 『グーテナハトお休みなさい』
中身が無い? うちではよくそういうことがあるんだ
<シューベルトの歌曲>
結核で寝てた時にすることが無いから レコードで聴いていたんだよ
この間テレビで見て涙が出たよ 青春時代を思い出して
外は燈火管制で飲み屋で四~五人で ベートーベンのカルテットをハミングしたものだ
みんなレコードで聴いて覚えているからね
文学はアラゴンのような前衛的なものを好んだけれど 音楽はね シューベルトだったり
戦後はロシア民謡だよ 芸術はまた時代の反映だね
あの頃は喫茶店があってさ 音楽を聴かせる そういうところへ行っていれば
聴くじゃない ベートーベンがはやっていたんだよ エロイカがね
<オペラ「カルメン」の「愛は気まぐれな鳥のように」をCDで聞かれ口ずさまれる>
jamais jamais ・・・ amour!ってね L'amour est un oiseau rabelleじゃじゃ馬だってことだ 誰が歌ってるの? へぇー
<テレビでヴェルディが引退した音楽家のために建てた家が紹介され>
「この家もそんな素敵さがありますね」
どこが? こんな取り壊し寸前の家 新宿かなんかにあるなら まだしも
前は畳だったんだよ マダムは先見の明があるね 洋間にして 今だったら もう立ったり座ったりできないもの
ヴェルディじゃなくて ベルガモ出身の有名なイタリアのオペラの作曲家いるでしょ?
あんまり有名だからかえって出てこない 何て言ったかな? プッチーニ?レスピーギ? 違う オペラの作曲家 (ドニゼッティ?)
<ラ・マルセイエーズを歌いながら散歩>
あなたラ・マルセイエーズ(の歌詞)を知らないの?! フランスびいきともあろう者が
歌えないなんて 後で書くよ
「ラ・マルセイエーズ」だよ いいねぇ
日本の「君が代」とちがって あれは奴隷の歌だよ
「レ・ミゼラブル」もう一度見たいねぇ 音楽が 何と言ったっけ? 水車小屋のを作った
そう シューベルトの行進曲なんだよ こんなのがあるのかと思って
二00四年十月二十三日
<ジュリエット・グレコのリサイタルでアラゴンの「薔薇と木犀草」を歌っていました>
革命の詩が文化として伝統に生きているわけだ それがフランスなんだね(*)
いいものを聞いたね 見に行ったね
(尾池和子「大島博光語録})
プロコフィエフ作曲の組曲「キージェ中尉」を朝のFM放送で流していました。
かって博光が年中レコードで聴いていたことを懐かしく思い出しました。おなじ作曲家の交響曲7番”青春”も好きでよく聴いていました。どちらも美しい旋律でわかりやすい現代音楽の名曲だと思います。
かって博光が年中レコードで聴いていたことを懐かしく思い出しました。おなじ作曲家の交響曲7番”青春”も好きでよく聴いていました。どちらも美しい旋律でわかりやすい現代音楽の名曲だと思います。