FC2ブログ

公演

ここでは、「公演」 に関する記事を紹介しています。
千曲川

大島博光記念館へようこそ。
長野詩人会議が中心となって建設運動をすすめ、2008年7月にオープンしました。
愛と抵抗を歌った博光の詩の世界にふれていただけます。


「母たちの手 ~1955年9月4日」

大島博光記念館での上演に寄せて
      二瓶龍彦

 いつでも遠く、にもかかわらずいつでも私たちの潜在的な問題を露見させる沖縄。
 舞台「母たちの手~1955年9月4日」は、戦後10年を経て起きた米兵による6歳の幼女に対するレイプ殺人「由美子ちゃん事件」をめぐるものです。
 昨年、沖縄に住むある編集者の方から、沖縄の人たちにとって今も口にすることができず、開いたままの乾かない傷として、この事件のことを教えていただいた。そして、舞台として形にできないかと宿題とともに。
 はたして、この究極の絶望を描き、しかも希望の糸を見出すことができるのか。この事件は、たまたま一度だけ起きたものではなく、以前にも起き、その後もつづく私たち人間が抱える乗り越えなければならない負の普遍性を示している。
 詩人大島博光も愛した南米チリには、「アンヘリート」という祭事がある。これは、幼くして逝ってしまった子どもを送る一晩中つづく葬儀。このなかに、絶望からのひとつの扉を見つけられるかもしれない。母たちの絶望にこたえる、失われたその子の声に耳を澄ますことから。
 沖縄と距離は隔たっているがとても似ているといわれるアイヌ。この舞台を制作していくなかで、アイヌの人たちに出会った。彼らの寛容の音楽に出会った。
 命は、慈しむためにある。ただただ、慈しむためだけに。どんな思想、大義も、命の尊厳に先立つものなど存在しない。
ひとつの失われる命をめぐり、様々な人々の教えのなかで学び、制作されたのがこの舞台です。
 大島博光記念館での舞台公演は2011年以来8年ぶりとなります。この新作を、愛と抵抗の詩人の魂が息づく場で上演できること、受け止めていただけたこと、ほんとうにうれしく思います。
(「大島博光記念館ニュース」51号)

二瓶

二瓶龍彦
83年 “total theatre 二瓶館” 設立。
91年 “カイロ国際実験演劇祭” 日本より初招待。
その後、チュニジア、エジプトのピラミッド前、フランス、ベルギー等をまわる。
01年 組織形態をとらない芸術運動体 “PHILLIA project” を展開。
14年 ワード・プレイ・カンパニー「バッタの学校」設立。
砂漠の音楽隊 Guelb er Richat ensemble、弦楽器担当。
15年より、芸術のサーカス小屋「caravan La Barraca を全国展開。
19年より、あらゆるジャンルの表現者による戦わない抵抗の手段として、「全国同時多発式バルラッカ大サーカス2020」を発進。


バッハ

アクト・クラシック!! 2017+こども演劇ワークショップ公演「バッハひはん論」
バッハの名曲の生演奏を背景に二人の俳優が物語を進めます。武井雷俊さんと間瀬富未子(ませふみこ)さん。
間瀬富未子さんはナレーターとして全体をリードする重要な役ですが、優しい心地よい語りに魅了されました。バッハの妻アンナ・マグダレーナ役も演じ、バッハへの愛情、子どもたちへの母性愛をみごとに表現しました。

バッハ

バッハを「古くさい・時代遅れだ」と批判して問題提起したシャイベ役が武井雷俊さん。「時代は変わりつつある。古い教会の権威や難しい音楽技法から決別して、人々が自由に楽しめる音楽をつくるべきだ」と熱く語ります。バッハへの批判と、その音楽の魅力のあいだで苦悩するシャイベ。
そして二人はダンスを踊り始めます。優雅に、楽しげに。

バッハ

音楽家による演奏も素晴らしかった。「ゴールドベルク変奏曲」(ピアノ)、「二つのヴァイオリンのためのコンチェルト」に感動。「トッカータとフーガ」をヴァイオリンとチェロで演奏してびっくりしました。「シャコンヌ」は情感のこもった15分におよぶ変奏曲を細川奈津子さんが熱演。結びは「G線上のアリア」。バッハが私たちに捧げてくれた優しい優しい音楽。

子ども

子どもたちも楽しそうに演じていました。またやってね!歌ったり踊ったりできたらすごいね!

バッハ


バッハひはん論

バッハひはん論


18世紀のドイツで活躍した作曲家・音楽家ヨハン・セバスティアン・バッハ。彼の作曲した「シャコンヌ」「イタリア協奏曲」などの演奏と共に、作曲に込めた「想い・音」を独自の物語に仕立てて俳優・女優が表現する斬新な公演です。2日間の演劇ワークショップで学んだ子供たちもプロと共に楽しく舞台に立ちます。会場のアクトスペースの特性を活かした「観客との一体感」もお楽しみいただけます。(主催者HPより)