
関越を通るときは必ず寄居PAに寄ります。

王子さまとバラ。1,2週間もすればにぎやかになるでしょう。




バラのトンネルはモッコウバラだったのですね。

トンネルを抜けると、パンジーとクリスマスローズの園だった。



一番奥に喫煙所。



以前と同じお兄さんがプレゼンをしていました。

ショップ。「星の王子さま」の本がたくさんあります。

レストラン・プチ・プランス。ランチのポトフが美味しい。

トイレの花

カードと抽選で景品がもらえるというので、アンケートに書きました。
<星の王子さまPAにいらした理由をお聞かせください>
5)その他(このPAが好きだから。庭園も展示もすばらしい。フランスの香りも少し味わえて)
<感想をお聞かせください>
・美しい庭園をいつまでも続けてください。
「寄居 星の王子さまパーキングエリア」に「敬愛するサン=テグジュペリ様」と書いたおおきなパネルが掲げてありました。「戦後70年、サン=テグジュペリ115歳の誕生日に寄せて」の副題。
・・・今でも世界のあちらこちらで紛争は続いています。テロと呼ばれる戦いも世界中ところ選ばず頻発しています。
貴方がフランソワを亡くした時の喪失感を覚えていますか?紛争地、戦地の子供たちは毎日家族を失い、
自らも傷ついています。戦争の悲劇は終わっていません。人間は何ておろかな生き物なのでしょう。
王子さまはバラと仲良く暮らしていますか?羊は元気ですか? きつねの生きている地球はある意味、以前より住みにくくなりました。 5億もの星の笑い声はいまではあまり聞こえません。
地球はきのこだらけです。 本質を見失わないで!
どれだけ叫べば王子さまに笑いかけてもらえるのでしょうか?
寄居星の王子さまPA
総支配人 鳥居 明希子
全文はブログで読めます。
ブログには「終戦記念日に平和を願って」というメッセージもありました。
今年も終戦の日を迎えました。
国民の大半が戦争経験のない時代です。 世界中を巻き込んだ第2次世界大戦は多くの犠牲と遺恨を残しました。 この節目の年に、私たちは戦争のない平和な世の中について真剣に考える必要があると思います。 8/6広島、8/9長崎の2つの原爆投下による、唯一の被爆国である日本は戦争の恐ろしさを、惨たらしさを、儚さを世界中で最も知っている国民のはずです。 私たちは過去の戦争を深く反省し、同じ過ちを繰り返さない誓いを立てたはずです。 世界中の人たちに平和の重要性を訴えるべきではないでしょうか。
作家サン=テグジュペリは愚かな戦争の早期終結を願いながら『星の王子さま』を執筆しました。 寄居星の王子さまPAはこの作品に込められた作家のメッセージを一人でも多くの方々に伝えることを目的としています。
この節目の日に、本当にかんじんなことは何なのかを皆様と一緒に考えたいと思います。
寄居 星の王子さまPA 総支配人 鳥居 明希子
(終戦記念日に平和を願って)
戦争のない平和な世の中を呼びかけるパーキングエリアがかってあったでしょうか。
「寄居 星の王子さまPA」を応援したいと思いました。
サン=テグジュペリの『星の王子さま』がミュージカル風に仕上げた映画になっていました。
私が子供の頃初めて描いた絵「ゾウを飲み込んだウワバミ」を大人たちは「帽子だ、帽子だ」と言って誰もわかってくれない。絵をあきらめた私は自由な空にあこがれて飛行機乗りになった。
ある日、機体の故障でサハラ砂漠に不時着、気がつくと不思議な男の子が現われ、羊の絵を描いてという。小さな星に住んでいた王子さまはわがままなバラに嫌気がして星を飛び出し、小惑星を巡る旅に出たのだった。王子さまは私の絵を見ると「ゾウを飲み込んだウワバミだ」と初めて判ってくれた。水がなくなった二人は広い砂漠を探しまわるが、王子さまの千里眼でオアシスが見つかる。水を浴びながら大はしゃぎで踊る二人。
王子さまが砂漠で出会ったヘビはセクシーな男性ダンサーの姿になって不吉な踊り。
キツネとは友だちとなり、楽しく遊んだ。悲しい別れの時、「何だかきみがかわいそう」という王子に「それでいいんだ。相手を愛した証拠だ」というキツネの言葉に王子は気がついた。「もうただのキツネじゃない。かけがえのない僕の友達なんだ。あのバラも ぼくの大切な花だ。ほおっては置けない。星に帰らなきゃ」キツネは手紙をくれた。「ものを見る目は心の中にある 大切なものは目に見えない」
ようやく修理が終り飛行機にエンジンがかかったとき、王子さまの姿が消えていた。王子はヘビに噛まれて倒れていた。自分の星に戻るために肉体を捨てるのだという。悲嘆に暮れながら王子さまの身体を飛行機に乗せた飛行士。眠りから目覚めると遺体は消えていた。「あれは夢だったんだ・・・」ところが夜になると星たちがいっせいにキラキラ瞬いた。王子さまは約束通り星に戻り、星たちを笑わせているんだ!!王子さまの愛と生きる希望に包まれて飛行士は飛び立つのだった。王子の可愛らしい笑い声が響く夜空・・・
みどころは、どこまでも拡がる広大な砂漠、美しい砂漠の夕ぐれ。
登場人物が魅力的。可愛いらしいなかに芯を通す王子さま、したたるような美貌と脚線美で踊るバラの精、カッコイイ踊りを披露するヘビのダンサー、圧巻は物語の中心となったキツネ。王子さまとの友情の始まりを飛び跳ね、転げ回り、身体をばたつかせて狂喜する。そして悲しい別れでの語り。
子どもの純真な心をもとに、富や権力欲、欺瞞に満ちた大人の世の中を風刺。人を愛すること、思いやることの美しさをうたっている。原作のテーマを見事に再構築、心があたたかくなる映画。
1974年アメリカ。監督・製作はスタンリー・ドーネン。
*今年はアニメ仕立ての『星の王子さま』が公開されるようです。どういう映画になるか楽しみですが、この実写の映画はなかなか大したものです。
私が子供の頃初めて描いた絵「ゾウを飲み込んだウワバミ」を大人たちは「帽子だ、帽子だ」と言って誰もわかってくれない。絵をあきらめた私は自由な空にあこがれて飛行機乗りになった。
ある日、機体の故障でサハラ砂漠に不時着、気がつくと不思議な男の子が現われ、羊の絵を描いてという。小さな星に住んでいた王子さまはわがままなバラに嫌気がして星を飛び出し、小惑星を巡る旅に出たのだった。王子さまは私の絵を見ると「ゾウを飲み込んだウワバミだ」と初めて判ってくれた。水がなくなった二人は広い砂漠を探しまわるが、王子さまの千里眼でオアシスが見つかる。水を浴びながら大はしゃぎで踊る二人。
王子さまが砂漠で出会ったヘビはセクシーな男性ダンサーの姿になって不吉な踊り。
キツネとは友だちとなり、楽しく遊んだ。悲しい別れの時、「何だかきみがかわいそう」という王子に「それでいいんだ。相手を愛した証拠だ」というキツネの言葉に王子は気がついた。「もうただのキツネじゃない。かけがえのない僕の友達なんだ。あのバラも ぼくの大切な花だ。ほおっては置けない。星に帰らなきゃ」キツネは手紙をくれた。「ものを見る目は心の中にある 大切なものは目に見えない」
ようやく修理が終り飛行機にエンジンがかかったとき、王子さまの姿が消えていた。王子はヘビに噛まれて倒れていた。自分の星に戻るために肉体を捨てるのだという。悲嘆に暮れながら王子さまの身体を飛行機に乗せた飛行士。眠りから目覚めると遺体は消えていた。「あれは夢だったんだ・・・」ところが夜になると星たちがいっせいにキラキラ瞬いた。王子さまは約束通り星に戻り、星たちを笑わせているんだ!!王子さまの愛と生きる希望に包まれて飛行士は飛び立つのだった。王子の可愛らしい笑い声が響く夜空・・・
みどころは、どこまでも拡がる広大な砂漠、美しい砂漠の夕ぐれ。
登場人物が魅力的。可愛いらしいなかに芯を通す王子さま、したたるような美貌と脚線美で踊るバラの精、カッコイイ踊りを披露するヘビのダンサー、圧巻は物語の中心となったキツネ。王子さまとの友情の始まりを飛び跳ね、転げ回り、身体をばたつかせて狂喜する。そして悲しい別れでの語り。
子どもの純真な心をもとに、富や権力欲、欺瞞に満ちた大人の世の中を風刺。人を愛すること、思いやることの美しさをうたっている。原作のテーマを見事に再構築、心があたたかくなる映画。
1974年アメリカ。監督・製作はスタンリー・ドーネン。
*今年はアニメ仕立ての『星の王子さま』が公開されるようです。どういう映画になるか楽しみですが、この実写の映画はなかなか大したものです。

寄居 星の王子さまパーキングエリアでバラフェアをしていました。

カフェの一角で「サン=テグジュペリ物語」を開演中。

妻のコンスエロ。ブエノス・アイレスで出会った美しい女性!

第2次世界大戦でフランスがドイツに占領されたため、アメリカに亡命、「星の王子さま」を書いた。
無意味な戦争と考えていたが、志願して連合軍の偵察機に乗って出動。武装していない偵察機は帰還しなかった。

星の王子さまはバラとのふれあいの物語だそうです。

王子さまを囲んでいるバラは「サン・テグジュペリ」


ガイドツアーで園内を一巡り。自惚れ男のお立ち台にて。

煙草の話も出てくるので喫煙所も・・・

プロヴァンスの葡萄畑を模した庭園。サン=テグジュペリゆかりの地プロヴァンスはワインの名産地で、サン=テグジュペリというワインも造られているそうです。

サン=テグジュペリが最後に乗った飛行機の模型。撃ちおとしたドイツ機のパイロットは「サン=テグジュペリが乗っていると分かったら撃墜しなかったのに・・・」と言っているそうです。

いつも立ち寄るレストラン「プチプランス」


アンブリッジローズは冷たくて爽やか、ピーチのサイダーに似た味でお薦め。

ローズティーのシフォンケーキやローズジャムのお菓子も売っていました。
星の王子さまパーキングエリアで配布していたクイズ、難しくてほとんど答えられません。もう一度読まなければ・・・
<マイ答案>
1,こんにちは
2,?
3,水をかける?
4,4つ
5,?
6,飛行士?
7,夕暮れがある?
8,なじみになったものには責任を持たなければならない
9,修理がすんで飛べるようになっていた?
10,倒れた
正解は続きへ

本館に行ってみましょう。

煙突のあるレストラン

案内板も全てフランス語!よくやってくれました!
──砂漠が美しいのは、どこかに、隠れた井戸があるからだよ──(24章)

星の王子さまのパネルが30数枚、生垣の回りを飾っています。完璧に「星の王子さまミュージアム」ですね。


レストランの隣がショップ

ショップ入口の右側にはプロヴァンスのクリスマスを紹介、クレッシュという人形を展示していました。

左側も絵を飾ってSAとは思えない落ち着いた雰囲気。

店内は星の王子さまグッズ一色。

本のコーナーには翻訳本「星の王子さま」がぎっしり。ずいぶんたくさん出版されていて、人気の程がうかがわれます。

川上勉先生翻訳の「プチ・プランス 新訳 星の王子さま」も沢山置いてあり、嬉しくなりました。
川上勉先生は2010年5月に講演に見えたおり*、この本を沢山持参され、寄贈くださいました。つい最近、<大島博光と「フランスの起床ラッパ」>というエッセイを発表したとのお手紙を頂いたばかりです。
<つづく>

関越道寄居にある「星の王子さまパーキングエリア」に初めて入りました。

フランス風のパン屋とカフェ

──いつだったか、1日に44回も日が沈むのを見たことがあるよ──
「星の王子さま」の言葉と絵がフランス語で書いてあり、なかなかしゃれています。


「野鳥の遊歩道」バラのトンネルを抜けると

──蝶々と近づきになろうと思ったら、毛虫の2,3匹は我慢しなくちゃね──

──わたしの絵は帽子を描いたものではなかった──

喫煙所に花のタワーのオブジェ

──気取り屋というのは、賞賛のことばしか耳に入らないものらしい──
──ほめてもらいたいんだよ──
「フランス語が分かる人がいればいいのにね」と親子連れの男の子。


──わたしは草なんかじゃありません──


──もし、だれかが何百万もある星の一つにしか咲いていない、たった1本の花が好きになったとしたら、星を眺めるだけで幸せになれるはずだよ──

──星がきれいなのは、花が咲いているからなんだよ。ここからは見えないけれどね──

──ぼくにとって、あのバラだけがだれよりも大切なんだよ。だって、あの花だけに水をかけてやったんだから──

──自分がなじみになったものには、いつまでも責任があるんだ。おまえはバラに対して責任がある・・・──
<つづく>
(訳は川上勉・廿楽美登里訳「プチ・プランス」より)