千曲川

大島博光記念館へようこそ。
長野詩人会議が中心となって建設運動をすすめ、2008年7月にオープンしました。
愛と抵抗を歌った博光の詩の世界にふれていただけます。


八町

「詩について考える」と題して八町敏男さん(『狼煙』編集長)がお話しました。
はじめに菊田守「しっぽ」と塔和子「バラの木」の2詩を題材として朗読。

「路傍で拾った光り跳ねているとかげのしっぽ 家に持ち帰って牛乳ビンの中に入れると その中でも跳ねている 夕陽を浴びて跳ねている 真夜中にそっと覗いたときも跳ねている……」(菊田守「しっぽ」)
夢の中で<わたし>はたくさんの色のあるしっぽにかこまれ、青いしっぽにつまずいて目が覚めます。赤は生命、青は死、黄は苦悩のしっぽなので、死への不安・恐れが暗示されています。

「……薔薇である誇らしさ/薔薇であるさびしさ/薔薇である幸/薔薇である不幸をもって薔薇である……」(塔和子「バラの木」)
ハンセン病患者として隔離された療養所で生きた詩人塔和子。この詩でも薔薇たる自己の尊厳を現実に対峙してきびしくかかげています。

ついで、詩作における精彩ポイントとして、
・その詩には発見があるか
・疑問が出されているか 問題意識が鮮明に出されているか
・追求・探求の姿勢が鮮明に出されているか
・批評精神が働いているか
・感動がでているか 願望がでているか
・その詩には意志の格闘があるか
そして、
◯詩作品の多くは弱者の立場に立って謳われるものであるし、またそうあって欲しいものである。
◯詩人は時代をしっかりと見据え、余地能力のアンテナをしっかり張り巡らし、時代を覆ってくる危機感を察知しなければならない。(杉本真維子氏の発言より)
など、詩人のありかたについてわかりやすく話されました。

長野詩人会議



埴生の宿を竹松恵理さんがピアノを弾きながら歌ってくださいました。

竹松


ラ・マンチャの女


(『橋』第50号 1997年6月 『マチャード詩集』1997年12月)

マチャード
アントニオ・マチャードの胸像 Barral作





難破船


(『橋』28号 1990.10.1 短詩コーナー)

夕暮れ



板橋詩人会


 板橋詩人会は板橋区に住む詩人たちの親睦と交流を目的とした会で、1982年11月28日に結成されました。信州出身の詩人長岡昭四郎とわたうちちふみが音頭を取って準備をすすめ、「いたばし詩人会会報」準備号を11月1日に発行、結成大会に向けての案内と経過報告(結成までのあらまし)、会則、会員名簿などを掲載しました。
 会員は葵生川玲、井上八蔵、井上千文(わたうち・ちふみ)、風間光作、こばやしあきこ、佐々木龍之、鈴切幸子、千川あゆ子、建部昭男、角田博、天童匡史、内藤健治、長岡昭四郎、西尾熙道、広井三郎、堀口太平、増岡敏和、山口えく子、宮林義信。事務局員は井上千文、風間光作、長岡昭四郎、会計が鈴切幸子、千川あゆ子となっています。

板橋詩人会2

小林多喜二


(『赤旗』日曜版 1988年2月21日)

海


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眠れぬ夜


(『ランボオ詩集』蒼樹社 昭和23年)

キリスト




眠れぬ夜3



(『ランボオ詩集』蒼樹社 昭和23年)

夜

長岡

板橋詩人会を中心的に担った長岡昭四郎さんのお宅をお訪ねし、お話しをうかがいました。
長岡さんは詩誌『橋』に大島博光の詩を多数掲載したのを始め、詩集『ひとを愛するものは』出版祝賀会(1985年、東方会館)の開催(発起人)や『老いたるオルフェの歌』出版を祝う会(1995年、三鷹)(呼びかけ人)などでも大変お世話になりました。

長岡

「松本の高校生の時、殿内芳樹さんが先生だった。彼を通じて高橋玄一郎を知り、多くを教わった。人生を通して文学をやって良かった」

橋

「記念館で活用していただければ光栄です」と言って『橋』の全号(52号)を寄贈下さいました。入手が不可能な非常に貴重な物をいただき、感激しました。また、『高橋玄一郎文学全集』やご自身の著作『詩』(詩の解説書)なども寄贈下さいました。




眠れぬ夜2


(『ランボオ詩集』蒼樹社 昭和23年)

星の



眠れぬ夜


(『ランボオ詩集』蒼樹社 昭和23年)

夜






わたしは狂ってしまった


(『老いたるオルフェの歌』)

博光



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小熊さんへの手紙
小熊さんへの手紙
小熊さんへの手紙
小熊さんへの手紙
小熊さんへの手紙


こないだはわざわざありがとう
ご香典もたくさんもらって お礼を申します
おかげさまで彼女をさわやかに送ることができました
そのとき また彼女を送るよい言葉を贈ってくれて何よりありがたく思っています
さわやかに送っても残されたわたしはさわやかどころか 途方にくれるばかり
そうして また 泣くばかり

わたしを愛して支えてくれたすべては
 消えうせてしまった
わたしのよろこびだったすべてはもう
 消えさってしまった
わたしのいのちそのものだった女(ひと)は
 もうこの地上にいない

きょうは彼女が地上に いなくなった最初の日
一九九三年二月十三日
 とりあえずお礼まで

小熊忠二様 ふさ江様          博光


*静江の告別式に参列された小熊忠二夫妻にたいして、博光はお礼の手紙を書き、その控えがとってありました。
最初の涙」という詩になっています。

映画

フランスの港町ル・アーヴル。不審なコンテナを包囲した警官隊が扉を開けると、アフリカ系の家族が十数人。その場から少年一人だけが逃亡した。
引退して靴磨きをしている老人マルセルは、妻が大病で入院、その翌日、桟橋の下に隠れている黒人少年を見つける。警察に追われていることを知り、彼を匿うことにする。八百屋や飲み屋など親しくしている近所の住民も彼に協力する。少年を追跡しているモネ刑事が近所の住民から得たのはマルセルの良い評判ばかりだった。
マルセルは難民キャンプ場を訪れ、少年の祖父に会う。少年がロンドンにいる母親に会うために密航したことを知り、ロンドンへの渡航を計画する。難民支援のグループと協力して資金獲得のためのコンサートを計画する。
いよいよ少年を乗せた小型船が出発する時、モネ刑事が現れるが……
モネ刑事がぼやく言葉が印象的。「いつも人々は警察を嫌っている。困ったときは頼ってくるのに……」どこの国も同じですね。
難民をめぐる普通の住民の善意を暖かく描いていて心温まる。
監督:アキ・カウリスマキ(フィンランド)
2011年、フィンランド、フランス、ドイツ


ダンス
新年会
長野詩人会議の新年会、始めは会長挨拶の後、甘酒やケーキを頂きながら自己紹介。
新年会
オリエンタル・ベリーダンスがあるので、会員以外の方にもお誘いしました。
新年会
自作の詩を朗読とお話し。
朗読
踊り
いよいよダンス。踊るのは地元で活動しているOKIKAさん。詩人会議会員の奥様です。
新年会
美しさに息を呑みました。バレエの様式美など、美しい踊りはいろいろありますが、
これは女性の体の美しさそのものをアピールしています。
ダンス
新年会
ダンス
新年会
・ダンス
新年会
美しい踊りもよかったですが、若い方一名の新入会も嬉しい新年会でした。